SUZUKI GSX-S125 ドライブチェーンの交換 Vol.3 |
付属のチェーンリンクとクリップジョイントを用意します。 |
チェーンの後ろからリンクを刺して繋ぎます。 |
プレートを引っ掛けます。 プレートには表裏があるので文字が書いてある方を 表に向けてセットしてください。 |
しっかり後ろからリンクが刺さっている事を確認してから クリップジョイントを引っ掛けます。 引っ掛ける方向はチェーンが回転する方向の 前から後方に向けて引っ掛けて下さい。 これはチェーンの遠心力でクリップが外れないようにする為です。 |
これも自転車の工具ですが チェーンリンクプライヤーを使ってクリップを押し込みます。 この工具は左右のツメの長さが違うので 簡単にクリップを押し込む事が出来ます。 ラジオペンチ等でも代用出来ますが プレートを傷つけないように気をつけてください。 |
これでチェーン自体の交換作業は終了です。 今回クリップジョイントで繋いた事によって 次回のチェーン交換からは チェーンカッター無しで作業が出来るので 今回の半分以下の時間で交換作業をする事が出来ますよ。 |
最後の仕上げに チェーンの張りを調整を行います。 ドライブスプロケットとドリブン(リア)スプロケの ちょうど間のチェーンの張り具合を見るので そこに直尺を立てます。 チェーンをドライバー等の適当な棒状の物で上下させて 上下の振れ幅が基準値の20~30ミリになるように調整します。 アジャスターを時計回りにまわしながら チェーンを上下させて基準値にまでチェーンを張ってきます。 ちなみにチェーン振れ幅を20ミリの張り気味にすると アクセルレスポンスやギアチェンジした時の フィーリングは良くなりますが スイングアームの動く幅が制限される方向に向かうので 乗り心地は悪くなります。 乗り心地を重視するなら30ミリに合わせるのをお勧めします。 |
チェーンの張り調整が終わったら アジャスターに付けられたマス目を基準にして 車体右側でも全く同じ位置になるように 車体右側のアジャスターを回します。 精密に左右を合わせたいなら写真のように 直尺を使ってマス目から黒い窓の縁までの距離を計れば 精密に左右の位置を合わせられます。 |
正確にチェーンの張りを調整するコツとしては 車体右側のアジャスターも チェーンの張りにわずかながら影響するので 左側のアジャスターを回したら 車体右側のも同じだけ回して 左右同時にアジャスターを調整する感じでやるのが確実です。 あと、最後の仕上げに アジャスターでの調整する精度を高めるコツとしては 後輪を後ろから車体前方に向かって足で押しながら アクスルシャフトのナットを締め付ける事で アジャスター内でのアクスルの遊びが無くなるので 左右の精度が高まりますが フロントのブレーキロックをしていないと車体が前に進みますよ。 |
あとは車体を下ろして アクスルナットを締め付ければ作業終了です。 締め付けトルクは80Nmくらい掛けておけば十分です。 締めた時に車体がギリギリ持ち上がらないくらいの力になります。
純正よりも高性能なチェーンを導入すると 走っていても何だか気分が良いのですが 純正の地味なスチールカラーから色を変える事で カスタム感も出るのでさらに気分が良くなりますよ。 |