SUZUKI GSX-S125 ドライブスプロケットの交換 Vol.2 |
スプロケットが純正と同じ14Tなら作業は終了ですが 13Tに変えた場合はチェーンの張り調整を行います。 ちなみに純正よりも大きい15Tの場合だと チェーンによっては緩ませないと取付出来ないので スプロケットにチェーンを掛ける事が出来ない場合は チェーンの張り調整の作業を途中まで行います。 |
それではチェーンの張り調整を行うので 後輪のアクスルシャフトのナット(19ミリ)をユルユルに緩めます。 |
ナットがアクスルシャフトと供回りして緩まない場合は 車体左側のアクスルの頭(17ミリ)を押さえながらナットを緩めます。 |
アクスルナットが緩んだら 車体の左右にあるチェーンの張り調整をする アジャスターのナット(10ミリ)を最大まで緩めて 後輪を後ろから押す(蹴る)と前に移動するので チェーンがユルユルになります。 チェーンの張り調整を行う時も基本は 最初にユルユルにチェーンを緩めてから行うのが正しいやり方です。 これで15Tでも取付出来ると思います。 |
スプロケット交換がスムーズに行えた場合は チェーンの張りを調整します。 ドライブスプロケットとドリブン(リア)スプロケの ちょうど間のチェーンの張り具合を見るので そこに直尺を立てています。 チェーンをドライバー等の適当な棒状の物で上下させて 上下の振れ幅が基準値の20~30ミリになるように調整します。 アジャスターを時計回りにまわしながら チェーンを上下させて基準値にまでチェーンを張ってきます。 ちなみにチェーン振れ幅を20ミリの張り気味にすると アクセルレスポンスやギアチェンジした時の フィーリングは良くなりますが スイングアームの動く幅が制限される方向に向かうので 乗り心地は悪くなります。 乗り心地を重視するなら30ミリに合わせるのをお勧めします。 |
チェーンの張り調整が終わったら アジャスターに付けられたマス目を基準にして 車体右側でも全く同じ位置になるように 車体右側のアジャスターを回します。 精密に合わせたいなら写真のように 直尺を使ってマス目から黒い窓の縁までの距離を計れば 精密に左右の位置を合わせられます。 |
正確にチェーンの張りを調整するコツとしては 車体右側のアジャスターも チェーンの張りにわずかながら影響するので 左側のアジャスターを回したら 車体右側のも同じだけ回して 左右同時にアジャスターを調整する感じでやるのが確実です。 あと、最後の仕上げに 後輪を後ろから車体前方に向かって足で押しながら アクスルシャフトのナットを締め付ける事で アジャスター内でのアクスルの遊びが無くなるので 左右の精度が高まります。 |