GR YARIS 素のRCグレードとRZとの比較 Vol.1

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GRヤリスRC(GXPA16)テールビュー

今回はモータースポーツ参戦用車両として販売されている

GRヤリスのRCグレードと

標準的なRZグレードとの違いを

エアコンのオプションしか付けていない8速ATのRCを元に

細かく比較していきたいと思います。

GRヤリスが世に登場した初期型では

カタログからは消されていた(実際にはカタログの

最後の1ページにだけちょこっと掲載)RCグレードですが

2024年の後期型からは他のグレードと同じように

掲載されるようになりました。

そのRCグレードはRZグレードと比べて

約100万円ほど安い価格で販売されているので

どうみてもRCグレードの方がお得に見えるのですが

安いのには色々とワケがあります。

全グレードで共通部品にした方が

生産コストが安くなると思われる部品に関しては

RCグレードにも標準装着されていたりするのですが

省いた方が良いと判断された部品に関しては

容赦なく外されている・・というのが

率直なRCグレードの印象です。

個人的に今回のRCグレードで最大の縛りになったのは

車体のカラーが選べなくなった所で

スーパーホワイトII一色のみになってしまいました。

 
GRヤリスRC(GXPA16)フロント

まずはエクステリアのフロント部分から見ていきますが

RCではヘッドライトがハロゲンランプ(HIR2)になり

オプションでLEDヘッドランプに変える事も出来ないので

RZとRCではフロントまわりの見た目の印象が

そこそこ大きく変わる事になります。

RCのヘッドライトは初期のヤリスWRCを思わせるような

目の印象に近いですね。

この車両はATなので写真の右端には

ATFクーラーが標準装備されていますが

センターにある大きなインタークーラーに

水を掛けて冷却出来るインタークーラースプレーは

エアクリーナーボックスに外気を導入するダクトが変更される

コールドエアインテークダクトとのセットオプションになります。

インタークーラーの左右にある窪みは

ブレーキダクトの導入口で

ブレーキダクトのオプションは

18インチパッケージのセットオプションに含まれますし

インタークーラースプレー等も

18インチパッケージに含まれています。

ATFクーラーの反対側にある

写真左端のフタ部分にはサブラジエーターの設定がありますが

RCのみ単品オプションとしても用意されています。

あと、ワイパーはRCのみタイマー式の間欠ワイパーなので

フロントガラス上部にはレインセンサー等がなく

ルームミラーまわりは

まるで一昔前のクルマのようにスッキリしています。

 
GRヤリスRC(GXPA16)NACAダクト付きアンダーカバー

ちなみにエンジンアンダーカバーは

前期型のGRMNヤリスに採用されていた

NACAダクト付きのアンダーカバーが

全グレード共通で標準装備されています。

前期型のGRヤリスが標準装備していた

ダクト無しのアンダーカバーに変更するオプションもあり

その場合は車体の価格が少し安くなります。

ちなみにダクト無しアンダーカバーのメリットとしては

エンジンオイルとオイルフィルターを交換する為の

窓枠があるのでNACAダクト付きのアンダーカバーより

メンテナンス性が高いです。

 
GRヤリスRC(GXPA16)サイドビュー

RCでは7J+40の17インチホイールに

205/45R17のタイヤが組んであるので

若干引っ張り気味にタイヤが装着されていますね。

この車両のロットでは

ブリヂストンのEP150という低燃費タイヤが装着されていたので

いかにも競技ベース車両な

交換するのが前提のタイヤが装着されていますね。

ちなみにRZにはタイヤ空気圧警報システムがありますが

RCには付いていないです。

RCのみフロントブレーキのローターは

一回り小さい16インチサイズが装着されているので

ビッグキャリパー対応ホイールの中でも

その一部の15インチホイールを履くことが出来ますが

リアブレーキは全グレード共通のサイズです。

サスペンションのショックアブソーバーは

RC専用のチューニングで

まるでグラベルを走るのに最適化されたような

縮み側の減衰力は控えめなので

RZのHPで感じたような路面からの突き上げは全く感じず

非常に乗り心地の良いセッティングになっていますが

伸び側の減衰力はしっかり強めてある感じなので

乗り心地が良いのとは相反して

コーナーではしっかりロールを抑えるセッティングにしてあります。

 
GRヤリスRC(GXPA16)ハンドルの切れ角

RCでは15インチホイールが履けるというメリットがあるものの

RZの最小回転半径が5.3mなのに対し

RCでは6mなので明らかに小回りが効きません。

その理由はグラベルを全開で走っても壊れないように

ハンドルの切れ角が意図的に小さくなっているようです。

なので特に狭い駐車場では

何度も切り返さないと駐車出来ない事がよくあります。

ちなみに18インチパッケージのセットオプションを付けると

足まわりはRZグレードと同じ内容になるので

最小回転半径は5.3mになります。

なので15インチホイールを履ける事を選ぶか

小回りが利く方を選ぶのかの選択を迫られますが

18インチパッケージのセットオプションを付けるだけで

走りの仕様が全く違う車両に変貌してしまうので

購入前にどういう走らせ方をするのか

じっくり見当する必要があると思います。

ザックリ言うなら

18インチパッケージの内容が標準装備されている

RZはターマック仕様で

RCはグラベル仕様という感じに思えますね。

 
GRヤリスRC(GXPA16)リアビュー

リアまわりは特にRZとの違いは見当たらないですね。

ちなみに寒冷地仕様のセットオプションを付ける事で

リアフォグランプが追加されます。

バックランプは全グレード共通なので

RC唯一のLEDライトになりますね。

フロントのバンパーもそうなんですが

リアバンパーにも丸いパーキングセンサー(近接センサー)が

標準装備されているので

壁に近づくと音とメーターパネルの表示で知らせます。

この、まるで大衆車のような装備は競技ベース車として

もっとも違和感を感じた装備なんですが

パーキングセンサーの警告は設定でオフにする事が出来ます。

 

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