SUZUKI ジクサー クラッチレバーの交換 Vol.3 |
それでは新しいクラッチレバーにワイヤーを引っかけます。 |
ワイヤーをぐるっと回して・・ |
ホルダーにワイヤーを差し込みます。 |
先ほど緩めたクラッチワイヤーを張っていきます。 アジャスターを回して上に移動させるとワイヤーが張ります。 調整が終わったらアジャスター(10ミリ)を押さえながら ロックナット(12ミリ)を軽くしめておきます。 |
クラッチワイヤーの調整は 指先でクラッチレバーをツンツン、ツンツンツンしながら クラッチワイヤーのアジャスターを回します。 指先でツンツンしてレバーがグラグラする領域がクラッチの遊びです。 クラッチレバーのストロークを稼ぐ為に 今回の作業をしているので ハンドルバーを左に一杯切った状態で調整し クラッチレバーの遊びをゼロにしました。 その状態でハンドルを真っ直ぐにした時には クラッチの遊びが2~3ミリくらいになります。 基本的にクラッチレバーの遊びをゼロにする事は 加速時にクラッチが滑る可能性が高くなるので 必ず1ミリ以上の遊びを作ります。 |
最後にゴムカバーを元に戻したら作業終了です。 でもホルダーのネジ穴が気になりますね・・ |
そこでハンドルレバープラグを使ってネジ穴を埋めます。 長いので適当にちょん切ってます。 ちなみに、これはホンダのCBR250Rのプラグ(53174-116-670) ですが、カワサキならNinja250、ヤマハならYZF-R25など カウルにミラーが付いているバイクなら ホルダーのネジ穴埋めにプラグが使われています。 スズキでもやっと最近GSX250Rのホルダーに ゴムキャップが採用されたので スズキのディーラーでも手に入るようになりました。 |
こんな感じになりました・・斬新なダブルホルダーです。 純正ホルダーを残す事で作業が簡単になりますし ミラーをハンドルバーのより内側で固定出来るので ハンドルバーからミラーがはみ出さず 同時にすり抜け性能を上げる事が出来ます。 ちなみにクラッチスイッチが純正ホルダーに残っているので クラッチレバーを握らなくてもエンジンが掛かるようになりますので エンジンを掛けるときはギアポジションへの注意が必要ですね。 |
これだけクラッチレバーのストローク幅を稼ぐ事が出来ました。 写真はもちろん合成ですよ・・ ぶっちゃけこれでも、走行距離が浅く クラッチ板が摩耗していない状態だと 完全にクラッチが切れない事がありますけどね・・ |
デイトナ クラッチレバー(66387)のインプレッション |
ジクサーの純正クラッチレバーだと 4本指を使ってグリップの位置までしっかり握らないと クラッチが切れずにギアチェンジが非常に渋い感じになりますが 今回のクラッチレバーを使う事で 一般的なバイクと同じように グリップに指を挟んだ状態でもスムーズに ギアチェンジする事が出来るようになりました。 ちなみにこのクラッチレバーでグリップまで握ると 停車時での1-N-2のギアチェンジがかなり軽くなります。 それでもニュートラルにはやっぱり入れにくいですけど かなり改善されると思います。 今回のクラッチレバー交換で分かった事は ジクサーは本当はギアの入りが良いんです。 ただ、半クラッチの幅が恐ろしく広く クラッチが完全に切れていないだけなのです。 |