HONDA GB350 インプレッション Vol.5

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GB350グラブバー

ユーティリティ

シートの後ろにグラブバーがありますが

それにフックが付いていて

前側はショックの上部にフックが付いていますね。

ただ、このグラブバーのおかげで

シートが外しにくくなっていますね。

実際には滅多にシートを外すことはないのですが・・

 
GB350フロントフォーク

ちなみにシートを外したとしても

収納スペースはありません。

というのも最近のホンダ車の傾向としては

今まで収納スペースとして使っていたシート下のスペースを

エンジンのインテークをギリギリまで延長させて

エンジントルクを稼ぐのに使っている事が多く

バイクにも燃費性能を求められる時代だからでしょうね。

 
GB350シート裏収納

ちなみにシートの裏には書類を挟めるような

ゴムバンドで留められるスペースがありました。

 
GB350左サイドカバー

GB350のメインの収納スペースは左側にある

このサイドカバーですね。

ただ、ほぼほぼバッテリーカバーとして使われているので

スペースも狭いですし、かなり使いにくいです。

 
GB350車載工具

サイドカバーの中には工具が収納してありますが

かなり中途半端な内容ですね。

フックレンチがあるのでリアサスペンションの

プリロードを調整出来ますね。

 
GB350メットホルダー

これもグラブバーに付いているのですが

ヘルメットホルダーが装備されています。

ちょっと使いにくい棒がスライドしてロックするタイプですね。

 
GB350センタースタンド

サイドスタンドだけでなく

メンテナンスに使えるセンタースタンドも標準装備されているので

メンテナンススタンドいらずですね。

あと、サイドスタンドが埋まっていくような

柔らかい地面に駐める時は

センタースタンドが適していますよ。

 
GB350リアビュー

2021年 GB350の総評

GB350を一言で表現するなら

しんどい所をすべて排除したクラシックなバイク・・

という感じで

これからの令和のクラシックバイクは

苦痛を味わうこと無く快適に乗れるんですよ・・

というのを提案されている感じで

レトロなバイクがもっている

ある意味、雑味のような物を味として残そうなどとは

微塵にも思ってない感じですね。

その為、超ロングストロークなビッグシングルのエンジンを

何の苦痛も味わうこと無く楽しむことが出来ます。

個人的にはせめてキックスターターくらいは

あっても良かったんじゃないかと思いましたが

やはり車体価格を抑えている分

無駄な物は排除する必要があったのかもしれません。

見た目こそレトロでクラシックなバイクだし

排気量も近い事からヤマハのSR400と比べるのは当然なんですが

GB350は似て非なる

全く違う方向性のバイクだと思いました。

なのでSR400のオーナーがGB350に乗り換えると

あまりにも快適すぎて

物足りなさを感じるかもしれませんね。

 
GB350サイドアップ

SR400とも全く違うという事は

じゃあ、GB350って一体何なんだよって聞かれたら

クラシック風なバイクに乗りたい

インド人のニーズに合わせて作った350ccのバイク・・

と、返すと思います。

SR400と比べてしまう事で何がしたいバイクなのか

よく分からなくなりますが

インドのバイクだと思えばすべて納得がいきます。

というのも、どこかスズキのジクサーに通じる

乗り味を感じるというか

ホンダ車っぽくない・・というと語弊がありますが

ホンダがインド人の好みをしっかり把握して

作った結果だと思いますね。

なのでSR400オーナーよりも断然

スズキのジクサー150や250のオーナーさんに

勧めたいバイクというか

何の疑問もなく自然に受け入れられると思います。

ジクサー150も航続距離は600Kmを超えますが

排気量をアップして同じ航続距離を保てるのは

60万円以下で買える新車のラインナップの中では

GB350だけですからね。

ジクサー150のインプレッションでも

日本一周をするならジクサー150が最適と

書いた覚えがありますが

GB350ではさらに上質な350ccの排気量を生かした

トルクフルで重厚感のある快適な旅が出来るバイクだと思いました。

 

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