HONDA GB350 インプレッション Vol.2

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GB350足つき

足つき性

足つき性はシート高が800mmという事もあって

正直、悪いですね。

インドのバイクは未舗装路を走る事を想定している為か

基本的にシートのクッションが厚いので

それも足つき性を悪くしている一つの原因だと思います。

インドではデコボコの道を

タンデムして走っているイメージがあるので

サスペンションのストローク量もしっかり確保してあったりと

そういうインドの道路事情により

基本的にインドのバイクは足つき性が悪いイメージです。

それでも車体の重量は180Kgという事で

排気量の割には軽いので

成人男性だと特に足つき性は気にならないと思います。

ただ、最低地上高はその分高めなので

走っていても、まずお腹を地面に擦る事はないですし

カスタムするにも最低地上高の高さは

ローダウンさせる余裕をもたらせます。

 
GB350シート

シート

インドのバイクは基本的にそうなんですが

排気量の割にシート面積が広く

クッションの厚みも十分にあるので

乗り心地に関しては極上と言っても良いレベルですね。

シートが広い事で

小柄な方は前側に乗れますし

大柄な方は後ろ側に乗れるので

ライディングポジションの幅も広くなります。

タンデムするにも後ろまでしっかり座面が広いので

快適なのではないでしょうか。

クッションの硬さは硬くも無く柔らかくもない

標準的な印象でした。

革を思わせるタン色って所もオシャレですね。

 
GB350ハンドルバー

ハンドルまわり

メーターパネルは少し遠くにある印象で

大きなアナログのスピードメーターのみという

クラシックな雰囲気を壊さないシンプルなメーターですね。

 
GB350メーターパネル表示

メーターパネル

ただ、小さい液晶パネルには

これでもかという位に情報量が詰め込んであり

A・Bトリップの他に

航続可能距離や平均燃費など最近流行りの表示も出来ますし

電圧計までも装備してあります。

時計も常に表示されていますし

ギアポジションインジケーターもあるので

クラシックで簡素なメーターかと思いきや

そこそこ機能を詰め込んだメーターになっています。

あと、カワサキ車ではおなじみのエコランプもあるので

燃費が良い回転数やスロットルの開き方だと

ECOランプが光ります。

ちなみにECOランプは表示のオンオフも選べますよ。

 

そして輝度調整もちゃんと出来ます。

ここまで多機能ならエンジン回転数を数字で表示する

デジタルタコメーターの機能も欲しかったですね。

あと、Tのランプはクラシックなバイクには似つかわしくない

電子制御のトラクションコントロールシステム(トラコン)

も装備してますね。

2021年からは125ccのPCXにもトラコンが付いたという事で

もはやバイクでも当たり前の電子制御になりましたね。

 
GB350ハンドルバー右

右のハンドルバーを見ると

最近流行りのキルスイッチと

スターターが一緒になったモダンなスイッチがあり

ハザードランプも装備していますね。

ただ、スイッチボックス自体は一般的なホンダの物より

小ぶりでクラシックな雰囲気を演出しているようですね。

 
GB350ハンドルバー左

左側のスイッチボックスも小ぶりなんですが

手前にはホーンとウインカーのスイッチのみです。

ホーンボタンも他のバイクとは違って小さめなので

こういう細かな所でもクラシックな雰囲気を作っていますね。

ちなみにバーエンドはただの樹脂キャップなので

驚かれるかもしれませんが

インドバイクではよくある事です。

 
GB350クラッチレバー

ヘッドライトのハイ・ローの切替ボタンは

スイッチボックスの裏側にあるので

人差し指でボタンを操作するのですが

一般的なバイクのように親指で切替するよりも

グリップをしっかり掴みながら操作出来ますし

ホーンボタンを押してしまう間違いも100%起きません。

個人的にはこのスイッチのやり方が優れていると思うので

もっと広く普及して欲しいですね。

ちなみにこの切替方法は

CBR1000RR-Rにも採用されています。

あと、クラッチレバーなんですが

アシストスリッパークラッチが採用されているので

まるで125ccのバイクのように軽い力で操作ができますね。

しかし、なぜかクラッチレバーは上下にグラグラするので

最初はインドの低クオリティかと疑いましたが

一端このグラグラに慣れてしまうと様々な角度から

的確にクラッチレバーを握れるので意外と快適なんですよ。

 

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