ノートオーラ ローダウンサスの取付 フロント　Vol.5

それでは抜き取ったショックアブソーバーを分解して

スプリングを交換しますが

まずは天辺にあるゴムのお皿（ストラットマウント）を外します｡

六角レンチでセンターのネジを抑えながら

18ミリのメガネレンチでナットを緩めていきます｡

ナットが外れる一歩手前で止めます｡

このギリギリ伸ばした状態でも

ある程度スプリングの圧力（プリロード）が掛かっていますよ｡

本来ならスプリングコンプレッサーを使って

バネを少し縮めてからナットを外しますが･･

大したプリロードも掛かってないので

素早く外す方法を行いますよ｡

このように手でスプリングを握って軽く縮めて

ナットに掛かるバネ圧を弱めながらナットを外します｡

ナットが外れればバネ圧によって

ナットが飛んでいくのでタオルやウエスで受け止めます｡

スポーーン！

タオルに中に埋まったナットを回収します｡

このやり方だとスプリングコンプレッサーは必要ありませんが

ローダウンサスから純正スプリングに戻す作業の場合は

スプリングコンプレッサーが必要です｡

ただ､二人で作業をしたり豪腕なら要らないかもしれませんが･･

ナットが外れたらショックのシャフトから部品を抜いて分解します｡

ショックの部品の構成はこんな感じで非常にシンプルですが

シャフトブーツ､バンプラバー､スプリングアッパーシート

ストラットベアリングはほぼ一体化していますね｡

ちなみにスプリングアッパーシートの上に

ちょこんと乗っているストラットベアリングは

サービスマニュアルでは要交換部品に指定されていますが

まあ､特に外して破損するような部品ではないですね｡

まずはショックのお皿を清掃しておきます｡

純正スプリングの底部分にくっついている

ロアラバーシートを軽く清掃してから

ショックのお皿の穴に刺して固定します｡

ローダウンサス下部の末端を

ロアラバーシート止めの部分に当ててから下に押し込み

ロアラバーシートにはめこみます｡

次にシャフトブーツ等とほぼ一体化している

スプリングアッパーシートをシャフトに通すと

ストラットベアリングからはこのくらいネジ山が飛び出しています｡

ローダンサスはこのように

純正スプリングよりも自由長が短い事から

簡単に取付が出来ますね｡

先ほどと外した時と同じように

シャフトを六角レンチで抑えながらメガネレンチでナットを固定します｡

規定締め付けトルクは45N-mです｡

これでローダウン仕様の純正ショックが完成しました｡

仕上げにバネ圧で外れたシャフトブーツの端を

白い出っ張り部分に被せておきます｡

硬い場合はラジオペンチを使って

シャフトブーツの端を引っ張ると簡単に引っかけられますよ｡