あと、マツダ車のウリである旋回性能ですが

ディーゼルデミオは、どうしてもガソリンデミオより

エンジンルーム付近の鼻先が重く

ステアリングの入力に対してシュっと向きが変わる

ガソリンデミオに対して、ディーゼルデミオでは

少々もっさりとした重厚感のある旋回をしますが

正直、峠道やサーキットをそれなりの速度で走らせないと

街中では、その差を強く感じる事はないと思いますし

運転や自動車に疎い人なら、きっと気づかないレベルでしょう。

そのくらいディーゼルデミオの重さに対しての対処は

サスペンションのセッティングによって上手く処理されていると思います。

最終結論に至るまで・・

価格を無視して考えた場合

ディーゼルデミオのウリは、エンジンパワー（トルク）で

ガソリンデミオのウリは、静粛性（プラス軽快さ）です。

残念ながら、このどちらかを選ばなければいけません。

上位モデルにあたるディーゼルデミオは

全てにおいて1.3Lガソリンデミオを凌駕している訳でなく

万能ではなかった事が、悩ませる一番の原因だと思います。

試乗では、1.3Lのエンジンパワーでも問題なく走っていたので

普段の自動車の使用状況を考えて

ディーゼルデミオのトルクが本当に必要なのかどうかを

考えてみました。

まず、普段自動車に乗っていて

力強いトルクが必要な状況は

4人～5人が乗車する時や

高速道路での追い越しの時・・山坂道を走る時など。

私の使用状況では、そのどれにも当てはまらないので

私がディーゼルデミオに乗っても、きっと

余剰トルクを持て余し無駄に加速をするだけかもしれません。

しかし、余剰トルクを持て余した余裕の加速が

走る面白さに繋がる一つの要素なのは事実です。

でも、本当に速い加速を求めるなら

デミオを選択する事自体が間違いなのかもしれません。

やはり、自分がデミオに求めている物は

軽快さと、快適さしかないのではないかと思い始めました。