MAZDA DJ DEMIO インプレッション Vol.4

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トランスミッション

1.3LのDJデミオには

「SKYACTIV-DRIVE」の5速MTを搭載しています。

先代のDE型の5速MTと比べると

シフトノブのストローク量が減っていて

よりスポーティなシフト操作ができます。

シフトフィーリングも今まで乗ってきた

一般的なFF車の中では一番かもしれません。

特に今回、注目してほしいのがシフトノブの位置で

ロードスター等のスポーツカーと比べても

遜色ないほどにベストな場所にあります。

シフトパターンも先代のDEデミオから変更されていて

バックの位置が1速の左側になりました。

シフトノブを押し込む事でRに入ります。

価格が6速ATでも5速MTでも同じなので、どう考えても

1.3Lガソリンデミオでは、6速ATを選んだ方が多段ですし

お得感が強いですね。

しかもCVTではなく、アクセルレスポンスのよい

進化させたスカイアクティブのトルコン式の6速ATなので

今回の1.3Lのデミオでは

かなりATに分がある感じは否めないですね。

ATのデメリットとしては、フロント部分が20kg重くなるだけです。

一番残念なのが、ディーゼルモデルのみに6速MTを

採用している所ですね・・

本来、排気量の小さいエンジンにこそ

ギアの多段化が必要だと思いますが・・

そして、問題は5速MTのギア比ですよ・・

2速が若干重く感じ、3速が明らかに重いです。

3速に入れた瞬間、エンジン回転数がグッと下がります。

市街地で5速に入れるとは、滅多にないと思います。

メーター読みで5速2400回転ほどで時速100kmほど出るので

これは、一昔前の2.5リッタークラスのギア比ですね。

シフトフィールは素晴らしくスポーティなのに

ギア比は癒し系なのです。

これは、DE型デミオの1.5Lの5速MTよりハイギヤードですよ・・

しかし、1.3Lでも低回転域からエンジンにトルクがあるので

2000回転あたりで早めにシフトチェンジしても

スナッチが出る事もなく、スムーズに走れます。

ギア比が重い分、シフトチェンジが忙しくないので

シフトチェンジで疲れるという事がなく

普通に走るには、ちょうど良い感じの

心地の良いギア比だと思いました。

しかし、このハイギヤードな設定は、サーキット・・

特にミニサーキットやジムカーナでは致命的ですけどね。

 

アイドリングは約500回転ほどなので静粛性が高いです。

簡単にエンストしそうですが、エンジンの回転数が落ちると

勝手にスロットルを開いているのか

力強く回転を維持しようとするのでエンストしないんです。

 

ちなみに、ATだけでなくMTでも

メーターパネルには、シフトポジションが表示されます。

 

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