MAZDA DJ DEMIO インプレッション Vol.2

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ドライビングポジション

いわゆるコンパクトカークラスの自動車は

乗降性や広さを演出する為に、どれもミニバンのような

開放的な運転席になっている事が多いけど

このDJ型デミオは、その逆で

運転席は完全に独立状態で包まれ感が強く

まさにコックピットな感じで、なんだかやる気が湧いてくる。

シートの高さ調整も、かなり低く出来る事も相まって

コックピットに深く潜り込めば、なんだかロードスターのような

スポーツカーに乗っているような感覚に近い。

シートも先代より、サイドサポートの張り出しが強くなっていて

よりスポーティなシートになっている。

多少の横Gが掛かっても、しっかり体を受け止めてくれる。

 

今回のDJデミオは、チルト&テレスコピック機構が標準装備。

全然伸びない子供だましのテレスコではなく

ちゃんと手前までしっかりステアリングが伸びる。

手を加えること無く、純正部品のまま

ドライビングポジションをしっかり設定出来たのは

このクラスでは初めてで

この時点で既に、近所のお買い物クルマとして

設計されている国産コンパクトカーの常識を覆している。

DJデミオは、ちゃんと長時間乗る事を想定して作られた

国産初のコンパクトカーだと言っても過言ではないと思う。

 

オルガン式のアクセルペダルからも

クラスを越えた上質感を感じるが、注目すべき点は

ペダル位置にあり、同クラスのクルマと比べて

明らかに深い位置にペダルがあるので

これも適正なドライビングポジションを取るのに寄与している。

デミオの鼻先が伸びて全長が4mを越えたのはその為なのか・・

コンパクトカークラスって全長が4mを越えない物だと

勝手に思い込んでいたけど

DJデミオは、そういう所でも常識破りなクルマだと思う。

 

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