シグナスグリファス・NMAX・Xフォース プーリー交換 Vol.4

GRYPHUS ・ NMAX ・ X FORCE - Pulley&Weight roller

Xフォース(SG79J)プーリーの違いによるギア比の比較

左:ノーマル 上:エンデュランス 右:TFC RBスタイルプーリー

次は155ccのXフォースにて

プーリーによるギア比の違いを調べました。

駆動系はシグナスグリファスと基本的に同じですが

Xフォースはグリファスよりもタイヤ外径が大きい分だけ

ギア比がハイギヤード化しているのと

掲載している全てのプーリーは

Xフォース純正の13gのウェイトローラーを使っているので

シグナスグリファスの11gよりも

エンジン回転数が抑えられた仕様になっています。

まずはゆっくり加速をしていき4500回転に到達しましたが

純正とTFCのギア比はほぼほぼ同じなのに対し

エンデュランスプーリーでは速度が乗っていないので

スタート時のギア比はもっとも軽いようですね。

 

VVAに切り替わるちょうど6000回転での速度ですが

シグナスグリファスでもそうでしたが

この回転数だとノーマルとエンデュランスプーリーは

かなり近い速度なのでギア比も近い事がわかりますが

TFCのプーリーがもっとも速度が乗っているので

ギア比が明らかに重い事が分かります。

6000回転で時速80Kmほど出るという事は

高速道路でも快適に走れる回転数に収まってますね。

 

全ての仕様を時速100Km/hに合わせましたが

その時のエンジン回転数は

ノーマルが約7750回転あたりで

当然もっとも軽いギア比なのですが

エンデュランスプーリーがノーマルより

約1000回転ほど低い回転数で

TFCのプーリーではさらに250回転ほど低い

回転数になっていますね。

外径が同じ142mmのエンデュランスとTFCを比べると

エンデュランスプーリーがスタート時のギア比が軽く

高速領域ではTFCのプーリーのギア比が重いという結果だったので

TFCのボスワッシャーを分厚くしていくと

加速時と高速領域でのギア比は最終的に

エンデュランスとTFCはほぼ同じギア比になりました。

つまり、直径が142mmの大径プーリーでは

基本的にどのメーカーでも大体同じギア比の幅になるので

ボスワッシャーの厚み次第という事になりますね。

 
Xフォース(SG79J)TFC_RBスタイルプーリー

勘違いしやすい点としては

ギア比が伸びたとしても決して

最高速度が伸びるわけではないという所ですね。

エンジンの最高出力が出るのは

スペック表に書いてある8000回転から

加速力が続くのはせいぜい8500回転あたりまでなので

ノーマルのドライブフェイス・プーリーは

ちょうどその辺りで最高速度に達するように

ギア比を合わせてあります。

ノーマル時の最高速度付近では

すでにエンジン出力のピークを過ぎた回転数な為

スクリーン等を付けてさらに回転数が上がっても

エンジン出力は落ちていくので

さほど最高速度は伸びませんが

ギア比がワイドになった社外品のプーリーでは

より低い回転数で最高速度に達する事が出来る為

スクリーンや吸排気パーツなど

やればやるほど最高速度が上がっていきます。

 
  
 
 
 

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