シグナスグリファス アーマードスクリーンの製作 Vol.4 |
次は性能には影響しませんが 見た目を良くする作業を行います。 使ったアイテムはこのようなカーボンステッカーです。 |
ナックルガード全体を覆えるサイズに ハサミでカットしたカーボンステッカーを貼りますが 複雑な曲面に貼るのはかなり難しいので 今回は形状がシンプルな ナックルガード部分だけに貼りました。 |
ヒートガードかドライヤーを使って ステッカーを軽く暖めれば軟らかくなるので 曲面にもフィットします。 本当に軽く熱風を当てるだけで軟らかくなるので 熱風を当てすぎないように注意します。 |
ナックルガードから飛び出したステッカーは 大まかにハサミでカットしてから ナックルガードの角に沿ってカッターナイフでカットします。 |
こんな感じに仕上がりました。 カーボンステッカーを貼ったことで マジックテープが見えなくなるのでより見た目が良くなりますね。 |
これで全ての作業が完了したので アーマードスクリーンの完全版が出来ました。 |
それでは今回の作業のおさらいですが スクリーン下側はこのように 車体のアゴ部分に引っ掛ける形状にしているので マジックテープのみで固定していても 風圧によって外れないようになっています。 |
スクリーン下の先端部分の処理は難しいのですが このように尖らせる事で つじつま合わせが容易になり作業が簡単になりますし 空気抵抗もより軽減出来ます。 |
ナックルガード部分の形状を詳しく見ていきますが 下側の形状は空気抵抗をもっとも低減出来る形状で しかも前方からの空気の圧力に対して強度も出せますが 風防効果としてはもっとも弱く 後で空気が内側に巻き込んできます。 逆にナックルガード上側のように反らせる事によって 空気を跳ね上げるので風防効果は大きいですが 空気抵抗も大きくなります。 |
運転席側から見るとこんな感じです。 純正スクリーンの形状に合わせて 形を変形させているのが分かりますが このスクリーンの形状だと最高速度を出しても ほとんどしなることはありませんでしたが スクリーン中心にある支柱の形状をほとんど無くして 強度を弱めに設定しても 後にあるミラーの支柱にもたれ掛かる形状にすれば そこでスクリーンのしなりは止まります。 |
スクリーンを外すとこんな感じになりますが ほんの数秒で脱着が可能です。 センターにある純正スクリーンのマジックテープを剥がす時は 純正スクリーンが引っ張られて割れないように 手で押さえながら外します。 あと万が一、事故が起きたときに スクリーンにヘルメットごと頭が当たっても 裏側から力が掛かると外れやすくなっているので 安全な設計になっていますが 市販のスクリーンモールを付けるとより安全ですね。 |