シグナスグリファス アーマードスクリーンの製作 Vol.3

HOME - GARAGE - GRYPHUS - Armored screen

シグナスグリファス自作スクリーン制作

次はスクリーン部分を作っていきますが

まずはスクリーンの角度ですが

ちょうど純正スクリーンの上部あたり全体を暖めて

スクリーンの角度を起こすとより高い風防効果を得られますし

少し寝かし気味にする事で空気抵抗を軽減出来るので

高い動力性能を得られます。

スクリーンの形状はこのような先細りの形状にする事で

人間の体がある部分にだけ風圧が掛からなくなるので

高い風防効果を得られますし

余計な前面投影面積を削減出来るので

空気抵抗を減らせます。

前面投影面積を削減する事は

スクリーンへの風圧も減らせるので

強度的にも有利に働きます。

 

スクリーンの形状が作れたら

仕上げにスクリーンが風圧で後ろ側にしならないように

暖めてからセンターを少し曲げて支柱を作り強度を高めます。

このようにセンター部分だけを極端に立たせても良いのですが

フルカウルのバイクのスクリーンのように

全体を丸く曲面にしてスクリーン全体で

強度を保つ形状にしても良いですね。

ちなみに2mm厚の板を使った場合は

ほとんど何もしなくても強度を保つ事が出来るので

スクリーン形状の自由度は高くなるのですが

125ccクラスの最高速度程度だと

やはり1.5mm厚の板がベストだと思います。

 

ちなみにスクリーン下部のセンター部分は

このように尖らせる事で

左右の形状のしわ寄せを解消出来ます。

何を言っているのか意味が伝わらないかもしれませんが

例えばここを車体に合わせて押し込んでしまうと

左右が広がってしまうのは想像が付くと思います。

つまり、ここの形状が周りの形状に影響するので

尖らせる事で周りの形状を

理想的な形に持って行きやすくなりますし

流体力学的にも理想的な形状になります。

 

とりあえずこれで

ナックルガード一体型のスクリーンが完成しましたが

手直しする所は無いかをじっくり見ながら考えます。

 

やり残した事が無ければフィルムを剥がします。

 
シグナスグリファス自作ナックルガード一体型スクリーン

という事でナックルガード一体型の

スクリーンが完成しました。

 
シグナスグリファス自作スクリーン重量

重量を計ってみると339gでした。

1.5mm厚の素材なので面積の割には軽いですね。

 

Vol.1 > Vol.2 > Vol.3 > Vol.4 > Vol.5