YAMAHA シグナスX SR ボスワッシャーの厚み調整 Vol.1 |
今回はシグナスX 4型のボスワッシャーの厚みを調整してみます。 純正プーリーではボスワッシャーを抜く事で 高回転域での回転数を抑えていた訳ですが 社外品のプーリーに替えた事で ギア比の幅が広がり、高回転域での回転数が大幅に下がったので ボスワッシャーを厚くする余裕が出来ました。 ボスワッシャーの厚みを変えてベストなギア比に調整してみます。 今回用意したブツは・・ キタコのスペーサーシム 0.3ミリ(0900-463-90001)です。 厚みは0.3ミリと0.5ミリ(0900-463-90002)がありますよ。 |
ちなみにヤマハ純正のボスワッシャーの厚みは1.0ミリでした。 |
ちなみに純正プーリー+純正ボスワッシャー(1.0ミリ) つまり、ノーマルの状態だと 時速101Km/hで9100回転ほど回ってしまうので これにボスワッシャーを仮に1.0ミリ厚くするとしたら 時速101Km/hで9600回転ほど回る計算になります。 エンジンの事を考えると、9000回転を越えるような 回転数ではなるべく走りたくないですし エンジンのパワーが伸びるのは8500回転あたりまでですね。 |
それでは作業編に入りますが ボスワッシャーを交換するまでの作業は このページを参考にしてください。 それでは、ボスワッシャーの厚みを替えて ベストなセッティングを探ってみたいと思います。 |
ボスワッシャーのベストなセッティングの出し方は クランクケースを開けた状態で エンジンを掛けて10秒ほどアイドリングさせる事で 一番低いギアの位置にVベルトが移動するので 右側にあるドリブンフェイスの状態を確認します。 注意して欲しいのは、ドライブフェイスのナットが 仮止め状態だと短時間のアイドリングの回転数でも ナットが簡単に外れてしまうので ボスワッシャーを替える度に毎回しっかり締めてください。 |
まずはボスワッシャー無しでの状態を試してみると ドリブンフェイスの状態はこんな状態になりました。 ドリブンフェイスの外側に多くの隙間があいています。 これだと発進時のギア比が重い所から始まってしまうので 加速が鈍くなりますね。 |
次は、キタコのプーリーに純正のボスワッシャー(1.0ミリ)を 組み合わせるとこんな感じになりました。 Vベルトがドリブンフェイスの外側に移動して来ましたね。 |
次は、キタコのプーリーに純正ボスワッシャープラス 0.3ミリのシム2枚で、合計1.6ミリ厚で試してみました。 もしかしてベストな厚みになったんじゃないですか・・ ドリブンフェイスの外側まできっちりベルトが移動してますね。 もうこれが限界っぽいですね・・ |
ちなみにボスワッシャーを分厚くしすぎると こんな感じでVベルトがドリブンフェイスからはみ出てしまうので とても走行出来そうになく危険ですね・・ |
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