GR COPEN マフラーの交換 Vol.4 |
次はより静かに走りたい場合の消音作業を行います。 JASMA認定マフラーにインナーサイレンサーを付けることで 純正マフラーと同等・・ 走り方によってはそれ以上に静かに走る事が出来ます。 まずは汎用タイプのバッフルサイレンサーを用意しましたが JDMのインナーサイレンサー(JIS-85)です。 |
柿本改のGTbox06&Sには最初から バッフルを取り付けられる穴が空いているので 付属のボルトナットで装着が可能です。 汎用サイレンサーのデメリットとしては マフラーとの接地面が少なく どうしても震えによるビビり音が発生しやすいので そのまま取り付けると かなり汚い排気音になってしまいます。 |
次は柿本改のGTbox06&S専用のインナーサイレンサーです。 専用品なので価格は汎用品よりも上がってしまいますが マフラーとの接地面積が大きいので ビビり音が発生しにくい構造になっています。 ただ、パイプの内径がそこそこ大きい為 消音性能は汎用品よりも落ちますが ECUを交換したGRコペンでも 加速性能は全く落ちなかったので 排気音だけを小さくする事が出来ます。 |
GTbox06&S専用インナーサイレンサーでも完璧ではないので 排気音を出来るだけ綺麗にする為に バッフルとマフラーとの隙間を徹底的に埋めたいと思います。 まずは耐熱アルミテープを使って ネジ穴以外の所を一周巻いてマフラーに差し込みます。 |
スムーズに差し込めない場合は ネジ穴部分から少しずつアルミテープを剥がしては マフラーに差し込むのを繰り返し 隙間をカツカツにした状態で差し込める所を探ります。 そもそも素手で押し込んで入れるにも限界があるので ゴムハンマーで軽く叩きながら入れたり アルミテープにシリコンスプレーを吹き付けて入れると テープを剥がす量を最小に出来るので カツカツまで隙間を埋められます。 |
さらにビビり音対策と消音性能を高める為に もっと消音君という筒状に固まったグラスウールを使うと インナーサイレンサー全体が マフラーと接地するのでほぼ完璧に一体化します。 スペース的にもカツカツなので ゴムハンマーで軽く叩きながら入れる事で もっと消音君がマフラーの形に少し潰れて 固定する事が出来ます。 |
ちなみにアルミテープを貼るなど 全く同じ作業を汎用タイプのインナーサイレンサーにも行えるので ビビり音を軽減する事が出来ますよ。 |
右側がGTbox06&S専用のインナーサイレンサーですが パイプの内径がそこそこ大きい為 付けてない時とあまり見た目の印象は変わらないですね。 それではインナーサイレンサーの仕様が違う それぞれの排気音を収録してきたのでどうぞ・・ 柿本改のGTbox06&S(アイドリング) 柿本改のGTbox06&S(空吹かし) GTbox06&S汎用サイレンサー(アイドリング) GTbox06&S汎用サイレンサー(空吹かし) GTbox06&S専用サイレンサー(アイドリング) GTbox06&S専用サイレンサー(空吹かし) GTbox06&Sビビり対策済み専用サイレンサー(アイドリング) GTbox06&Sビビり対策済み専用サイレンサー(空吹かし) 汎用サイレンサーでは虫の鳴き声のような 高音の不快なビビり音が入っていますが 専用サイレンサーだと ビビり音がほとんど聞こえないのが分かりますし 専用サイレンサーはパイプの内径が大きいのですが しっかり低音域が減衰している事が分かります。 ビビり音以外に排気音が汚くなる要素としては インナーサイレンサーとマフラーとのわずかな隙間から 排ガスが漏れる事で ビビり対策されたサイレンサーだと より排ガスが漏れないので より洗練された綺麗な音質になっています。 ちなみに・・ そもそもJASMA認定マフラーなので インナーサイレンサーを付けなくても車検に通りますが 排気音量の問題ではなく ボルト止めによるインナーサイレンサー自体が 車検に引っかかるので 車検の時はインナーサイレンサーを外す必要があります。 |