今回はCBR250RRの燃料タンクの脱着作業です。

CBR250RRではカウリングよりも

むしろ燃料タンクを外さないと（浮かさないと）何も出来ないので

燃料タンクとエアクリーナーボックスを取り外して

エンジンヘッドにあるスパークプラグを

交換出来る所までを攻略してみたいと思います。

もちろんガソリンが少ない状態で作業をする事が理想的ですし

少なければ少ないほど作業が簡単になりますよ。

通気口からガソリンが漏れる可能性もありますので

少なくとも満タン状態ではやらない方が良いですね。

燃料タンクの脱着はまず黄色枠のサイドカバーを外さないと

浮かせる事も出来ないのでまずはその作業から始めます。

まずはメインシートを外すので

シートの後ろ側の真下（後輪の上）にある

黒い六角ボルト（8ミリ）を左右で2本外します。

シートの車体後方部分を少し浮かせてから

少し斜め上に向かって車体後方側に引くと外れます。

次はシートから燃料タンクに跨がるサイドパネルを外します。

まずは右端の六角穴付きボルト（5ミリ）を外し

左端のシートの下に隠れていたプラスネジを外します。

黄矢印の所はグロメットに挿してあるので

車体後方側から手前に引っ張って抜きます。

最後に車体後方にスライドさせてパネルを外します。

注意点としてはシート下のプラスネジの所の金具が

外れやすいので落とさないように気をつけて下さい。

小さいパネルが外れたので燃料タンクを外せるようになりました。

燃料タンクを外す場合は念のために

バッテリーのマイナス端子（六角8ミリ）を外しておきます。

プラスドライバーでも外せますよ。

私はバッテリーを外して作業をしたことがないのですが

整備書には外すように載ってます。

まずは燃料タンクの上にある六角穴付きボルト（5ミリ）を外し

カバーの車体前方部分を車体後方に

持ち上げるようにカバーを外します。

給油口の周りにあるゴムにツメが噛んでいるので

あっさりとは外れませんが特に難しい事もないと思います。

同じように六角穴付きボルトが出てくるので外し

燃料タンクの両脇にくっついている樹脂カバーを外します。

ちなみに燃料タンクの樹脂カバーはボルトだけでなく

マジックテープでも固定されていますので

手前に引っ張って剥がしてください。

写真左側のマジックテープの所にある穴は

樹脂カバーからの棒が刺さっているので

剥がす方向に注意して折らないようにしてください。

取り付けの際は先に棒を刺してからそこを基準に固定します。

次に燃料タンクとフレームを固定している

六角ボルト（10ミリ）を2本外します。

これで燃料タンクを車体前方から浮かせることが出来ますよ。