とりあえず低めの適当な物を置いて燃料タンクを少し浮かせます。

フレームに傷付かないように適当な雑巾や布を敷いて下さいね。

ちなみに腕力に自信のある方なら物に頼らなくても

手で燃料タンクを浮かせながら作業をする事も出来ますよ。

燃料タンクを少し浮かせた状態で

まずは通気用のホースを外します。

先にホースバンドの金具を十分に下ろしてからホースを抜きます。

このホースが抜ける事で燃料タンクを

最大まで持ち上げる事ができるようになります。

Lサイズのピザの箱（長さ37センチ）を使えば

燃料タンクはほぼ最大まで持ち上がりました。

ここまで上げる必要はありませんが

上げれば上げるほど作業がやりやすなりますよ。

この状態でもエアクリーナーボックスの取り外しや

さらに奥にあるスパークプラグの交換も可能ですが

今回はあえて燃料タンクを外して作業を行います。

まずは青いコネクターを抜きます。

矢印の所を押すと外れますよ。

その隣の黒いカバーが覆ってあるギボシ端子も抜きます。

次は燃料ホースの固定を外します。

引っ掛かっているだけなので簡単に下ろせますよ。

いよいよリテーナーを外します。

これを外す事で車体側からの燃料ホースが

燃料タンクと分離出来ます。

予めリテーナーの真下には雑巾やウエス

キッチンペーパーなどを厚めに敷いて下さい。

リテーナーの外し方は赤矢印の所を写真右側に押すと

ロックが解除されるのでその状態をキープしながら

黄矢印の所を上に押し込むと燃料ホースが抜ける状態になります。

ちなみにリテーナー取り付ける時は

「カチン！」と音がするまでそのまま差し込んでいくだけです。

んで、このリテーナーを外す作業はこのように

適当な布かキッチンペーパーを当てながら外して下さい。

外した瞬間が一番燃料が垂れてきますよ。

ちなみに整備書ではビニール袋を被せて作業していましたが

その作業自体がめんどくさいでしょ・・

キッチンペーパーは4枚重ねくらで十分対応出来ますし

そもそも車体側にも吸収する物を敷いているので

2重の垂れない対策を取っていれば十分だと思います。

とりあえず燃料タンク側からガソリンが落ちてこなくなるまで

キッチンペーパー等を当てて待って下さい。

燃料ホースも外した所から位置をキープさせておきます。

燃料タンクからガソリンが落ちてこなくなったら

燃料ホースを車体の外に出し低い位置まで伸ばして

ホースの中に入っているガソリンをこうやって抜いておきます。

ここで燃料ホースのガソリンが完全に抜けたとしても

忘れた頃にチョロチョロ出てきたりするので

常に吸収する物をリテーナー部分に当てて

適当な場所に放置させておきます。

輪ゴムなんかでキッチンペーパーと一緒に

縛っておけば完璧ですね。