HONDA CBR1000RR-R スプロケットの選定 Vol.1

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CBR1000RR-Rドリブンスプロケット

今回はCBR1000RR-Rの前後スプロケットの歯数を変更します。

CBR1000RR-Rの車速は

後輪にあるスピードセンサーによって読んでいるので

前後のスプロケットの歯数を変更しても

スピードメーターが狂う事はなく

エンジン回転数に対して正確な速度が反映されますよ。

ちなみに今回のスプロケットは全て

520コンバート後の520サイズのチェーン用になります。

 
A4122×39T

まずはリアのドライブスプロケットから歯数を替えてみます。

今回用意したスプロケットは

純正の40Tよりも1山小さい

X.A.M(ザム)のA4122 プレミアムの39Tで

アルミ製のドライブスプロケットです。

アマゾン と 楽天市場 の価格を参考にして下さい。

 
CBR1000RR-Rドリブンスプロケット39T

ザムのA4122×39Tの重量を調べると155gでした。

売られているドリブンスプロケットで

もっとも最小なのがこの39Tなので最軽量になると思います。

ちなみにサンスターでは39Tの設定がありません。

 
CBR1000RR-Rアルミ製ドリブンスプロケット

ドリブンスプロケットの取付作業の詳細は

520コンバートのページに載せているのでここでは省略します。

後輪に39Tを取り付けてみると

ナットが歯の所ギリギリまで迫っている感じなので

物理的に39Tまでが限界みたいですね。

 
CBR1000RR-Rドライブスプロケット17T

左:40T  右:39T

純正40Tと39Tのドリブンスプロケット1山分の

エンジン回転数の違いを調べました。

ほとんど同じに見えますが

39Tでは50回転分くらいハイギヤード化した感じでしょうか・・

公道の速度域ではほとんど回転数の違いは分かりませんね。

 
RH-115-43T

次は43Tのドリブンスプロケットを試してみます。

今回用意したスプロケは

サンスターの43T(RH-115)です。

同じアルミ製のRH-115-40Tは重量が201gでしたが

3T分大きくなった43Tでは241gでした。

アマゾン と 楽天市場 の価格を参考にして下さい。

 

43Tのドリブンスプロケットを取り付けてみると

標準の118リンクのチェーンでは

アジャスターをカツカツにしてもチェーンが掛けられませんでした。

 

アクスルシャフトを外して

後輪を地面から浮かしながらスイングアームに押しつけると

118リンクでもギリギリチェーンを掛けられました。

このタイヤは純正よりも外径が小さい190/50サイズなので

純正の200/55サイズだと空気を抜く必要がありますね。

 

チェーンの張り調整を行った後はこんな感じになりました。

118リンクでカツカツで取り付けると

ホイールベースが短くなる事で

CBR1000RR-Rの欠点でもある最小回転半径が小さくなり

少しだけ小回りが効くようになりますが

43Tだと適正なチェーンのリンク数は120リンクになりますね。

 

左:40T  右:43T

純正40Tと43Tのドリブンスプロケット3山分の

エンジン回転数の違いを調べました。

時速60Km/h時では150回転分くらい

ローギヤード化した感じでしょうか。

 

左:43T  右:40T

左右が入れ替わりましたが

1速時の時速100Km/hでは700回転ほど差が出ました。

 
C4132R17T

左:43T  右:40T

1速14500回転時の速度では12Km/hほど差が出ました。

 

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