HONDA CB1300SF クイックシフターの取付 Vol.4 |
あとは逆の手順でコネクターや カバー類を元に戻していきますが 同時にクイックシフターのケーブルを固定していくので まずはここにあるリングを左右にずらして開いてから クイックシフターのケーブルと一緒に固定し直します。 |
後は適当にクイックシフターのケーブルと 他のケーブルを結束バンドで固定しておきます。 あと、ここのエアクリーナーボックスに触れる所はかなり狭く ケーブルが擦れる可能性があるので ビニルテープや配線保護テープで巻きました。 |
後はスプロケットカバーを元に戻し ギアチェンジアームを固定し直しますが シャフト側とアーム側にあるポンチマークを合わせて固定し 六角ボルトを締め付けます。 締め付けトルクは12N-mです。 |
これでクイックシフターの取付が完了しました。 |
最後の仕上げにECUにクイックシフターを学習させるので ETCのそばにある故障診断コネクター(DLC)を使います。 |
DLCは固定を外した方が使いやすいので 赤矢印のツメを押しながら右側に抜き取り 黄矢印のツメを押しながらキャップを抜きます。 |
DLCにショートコネクターを差し込みます。 |
自作した端子を使う場合は ツメ部分を上にした時、上の段の左端と右端に 端子を差し込みます。 |
エンジンは掛けずに キーを捻ってメーター類が立ち上がった状態にしてから 左のSELスイッチと右のSETスイッチを同時に押し続けると クイックシフターを使用するかどうかの設定画面になり OFFの表示が出るので 左のSELスイッチを押してONに切り替えます。 |
SETボタンを押すとYESに切り替わります。 |
YESでもう一度SETスイッチを押すのか YESで待っていたら1が表示されるのかは覚えていませんが 1が表示されたらエンジンを始動してアイドリングさせます。 |
2、3、4とカウントされて4で止まれば学習完了なので エンジンを切ってDLCのショートコネクターを外します。 1でエンジンを掛けてから4になるまで 15秒も掛からないくらいでした。 もし5が表示された場合はセンサー類の異常が疑われるので 試しにもう一度学習作業を行っても5が表示された場合は ディーラーで点検した方が良いですね。 |
学習が終われば液晶画面に QSと上下の矢印が表示されるので クイックシフターが使える状態になります。 クイックシフターが動作するには条件があり シフトアップを行う時には必ず アクセルを少しでも入れた状態にしておく事と シフトアップ時は1350回転以上、シフトダウン時は1200回転以上 エンジンが回っている必要があります。 |