テストドライブ日記 スズキ アルトワークス Vol.1

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HA36Sアルトワークス

グレード:ワークス
カラー:ピュアホワイトパール
エンジン:660cc 直列3気筒ターボ
ミッション:5速AGS
価格:1,509,840円

伝説とも言えるあのアルトワークスですが・・

アルト ターボRSの発売から1年も経たずに

早くもワークスが登場した訳ですが

昔のアルトワークスに乗った事のある人間にとっては

そのターボRSを圧倒的に上回る過激さを持った

クルマなんじゃないかとついつい過度な期待をしてしまう訳ですが

でも、それはあの時代だったからこそ

そういうクルマが生まれた訳であり

アルトワークスという名前こそ同じですが

おそらくちゃんと4年大学を出たであろう

まともな人間が作っていると思われるので

やっぱり時代に寄り添ったクルマになっている訳です。

なので、過度な期待をせずに「ターボRSのMT版」と思って

ワークスに乗ると肩すかしを食らう事はないと思います。

今回はあえてアルトターボRSと同じ

5AGSモデルに試乗したので

主にターボRSとの違いに注目して乗ってみたいと思います。

 
HA36Sアルトワークスエンジンルーム

ターボRSよりもトルクが0.2Kg・m上回り、車重が20Kg重い

低回転域からしっかりブーストが立ち上がり

64PS規制の為なのかエンジン回転数が上がると共に

ブースト圧を落としていくという設定はターボRSはもちろん

昨今の軽のターボ車と同じで

正直、ターボRSとの加速力の違いは体感出来ませんでした。

ただ、アクセルレスポンスは明らかに鋭く過敏になっているので

ゆっくり発進しようとアクセルをじわっと踏んでも

アイドリングの回転数から一気に

2000回転くらいまで回るくらいビュンビュンにレスポンスします。

個人的にはこういうスロットルが開く設定は好きじゃないのですが

ただ、この過敏なレスポンスのおかげで

発進した瞬間にもっとも感じるであろう660ccの

貧弱なトルクを微塵にも感じることなく無く

スーっと軽々しく発進できます。

同じ5AGSでもターボRSとワークスでは

カタログ値で20Kgほど重くなっていますが

たぶん、ホイールの幅が少し広くなった所と

大きなレカロシート2脚分の重量増だと思われます。

 

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