スズキ ワゴンR スティングレー インプレッション 2

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ワゴンRエンジンルーム

エンジン

スズキの軽自動車のエンジンは

2011年にK6AからR06Aエンジンに変更されています。

K6Aとの主な違いは、ロングストローク化により

低回転域でより力強いトルクが発生するので

街乗りでは、信号待ちからの発進が

より楽になっていますね。

そのK6Aエンジンに組み合わせられるターボチャージャーも

トッピスピードを狙ったような

扱いにくいピーキーな特性ではなく

自然吸気エンジンのようなマイルドなトルク特性になっています。

価格的に見ても約150万円するクルマなので

ライバルは、普通車の1300~1500ccクラスですが

ワゴンR(軽自動車)と比べて一番の違いは

エンジンからのノイズと振動ですね。

この価格帯の普通車は4気筒エンジンという事もあり

アイドリング時では、エンジンが動いているかどうか

分からないほど静かなのですが

ワゴンRは、3気筒エンジンという事もあり

アイドリング時にはどうしてもエンジンノイズと

振動が伝わってきます。

アイドリングストップ機能を使うのが

前提なのかもしれませんね。

動力性能では、間違いなく1500ccクラスに

匹敵するような加速性能を持っています。

 
エネチャージ

エネチャージ

今回、ワゴンRを購入したきっかけになったのが

このエネチャージのシステムです。

助手席の下にお弁当箱のような

リチウムイオン電池が搭載されています。

全メーカーの軽自動車がだいたい横並びな動力性能の中

スズキは、このエネチャージシステムのおかげで

頭一つ抜け出した印象ですね。

CMの影響なのか、エネチャージシステムは

燃費を稼ぐ為だけの装置だと

誤解されている人が多いと思われますが

オルタネーター(発電機)の発電抵抗をゼロに出来るので

特に、660ccエンジンの弱点である2000回転を切るような

ごく低回転域でのトルク不足を補ってくれます。

その恩恵でアクセルを踏み込まなくても

660ccとは思えないような余裕の発進加速を味わえます。

このエネチャージを搭載した

NAモデルのワゴンRに試乗した時には

ターボモデルなのか、NAモデルなのか

正直、分からなかったほどで

エネチャージに対して、かなりの衝撃を受けました。

80~120㎞のような加速では

ターボモデルとNAモデルの差は大きく出ると思いますが

普段の街乗りの0-60㎞の加速なら

ターボが無くても十分な加速が出来ます。

 

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