シートの形状が独特ですね。

座った感じも今までのバイクにはないような新鮮な感触で

なんだかモダンなインテリアの座椅子に座っているような感覚です。

クッションの厚みは正直、薄いです。

座面の広さでクッション性を稼がないといけないので

長時間乗る場合は、出来るだけ後ろの方に座りたいですね。

ふとももがシートに当たる所は、大きく絞られているので

足つき性の良さに大きく貢献する形状のシートなのですが

足を自然な状態で地面に下ろした時に

ちょうど足の通り道にステップがあるので

足はステップの前に出さないといけなくなり

これが大幅に足つき性を悪くしています。

車体が軽いので両足がベッタリ地面に付かなくても

何とかなるのですが、もうちょっと後ろにステップがあれば

かなりの足つき性の良さだったと思います。

ステップの位置がMT-07最大の

駄目な所と言っても過言ではありませんね。

ライディングの姿勢もMT-07は独特で

ハンドル位置は、実際には高いのですが

手で握るグリップの位置が、かなり手間にあって近いので

相対的にハンドル位置は、実際の高さよりも低く感じますね。

背中の角度は、ほぼ垂直に立った状態なので

一般的なネイキッドというより、ほぼオフロード車の姿勢なので

長時間乗っていても楽ですね。

その為、体に掛かる風圧の面積が大きくなり

正直、時速100Km以上で走るのは、かなりしんどいです。

ポジティブに考えると体に当たる風圧が

速度を出しすぎない抑止力になっています。

車体も軽いし、ハンドル位置も高いので

バイクを手で押す時には、大型バイクとは思えないほど楽ですね。