Ninja ZX-25R フルエキゾーストシステム 調音編 Vol.1 |
ZX-25Rのフルエキゾースト化の最終章は調音です。 今回そもそもフルエキゾースト化した目的は 排気音にとことん拘る為なので まるで楽器のような綺麗な排気音に 出来るだけ近づけてみます。 |
今回はビームスのサイレンサーを使って調音作業を行います。 |
まずは基礎編として 接続部の隙間から漏れる排ガスを完全に防ぎ 余計な雑音を消します。 今回はロックタイトの高耐熱シリコーンシール剤を使いましたが 一度開封してしまうと使うと大部分が硬化する性質なので 容量的にも少量を使うにはあまり適していません。 という事でほぼ同じ高耐熱シール剤を小分けにした キタコの液状ガスケット(KC-084)を使った方が経済的です。 |
特にサイレンサーとセンターパイプとのつなぎ目の 隙間が大きめなのでここの隙間を完全に埋めます。 耐熱シール材を適当なハケを使って 一周隙間無く塗ります。 |
サイレンサーを少し回転させながら差し込む事で シール材が隙間全体に馴染みます。 仕上げにはみ出したシール材を拭き取ります。 24時間で完全硬化するので走らせずに放置します。 このシール材は固まってもゴムのように柔軟性があるので 振動で割れない特性がありますよ。 外す時はサイレンサーを少し回転させながら 抜くと普通に外せます。 |
ちなみに簡易的に排気漏れを防ぐなら 耐熱アルミテープを1周巻くことでも隙間を埋められます。 しかし、ツーリング程度の走行では問題がないものの 高回転域を回し続けるような走り方をすると 高い排圧によって耐熱テープが だんだんと外に押し出されていきますね。 |
それではサイレンサー内部の改造を行いますが 前回、公道仕様にする為に行った消音作業では どれもサイレンサーの消音材に排気ガスを当てる事で 消音材の能力を最大限に引き出す作業でしたが 今回はサイレンサー自体の消音能力を高め 耳障りなノイズをより多く減衰させる事で 排気音の調音を行います。 |