Ninja ZX-25R フルエキゾーストシステム 調音編 Vol.2 |
ということでサイレンサーにグラスウールの 消音材を追加してサイレンサー自体の能力を高めます。 グラスウールは細かな針のようなガラスが飛散する事で 全身がチクチクするのでかなり厄介な素材ですが 出来るだけ飛散させない為にも 今回は予め筒状に固めてあるグラスウールを使いました。 キジマから発売されているグラスウールで 今回は55パイの250mmサイズのを使いますが 正直、サイレンサーの中に詰めるのに苦労するので お勧めは一回り小さい52パイの220mmサイズです。 今回扱う筒状のグラスウールは かなり飛散しにくいタイプなのですが 万が一の事を考えて軍手、ゴーグル、マスクを装着し 長袖なら腕をまくって作業を行います。 そして出来るだけ家の外で作業を行うことが理想的ですね。 |
次は筒状のグラスウールの中に通す パンチングパイプを作るので ステンレス製のパンチングメタル板を用意します。 グラスウールのサイズに合わせて 300mm×200mmくらいのサイズで 厚みは0.5~0.6mmあたりが加工しやすく 強度的にも最適です。 |
それでは先にグラスウールの中に通す パンチングパイプから作っていきますが グラスウールの長さというよりも マフラーのサイレンサー部分の長さに合わせるので 300mmより少し短くして280mmくらいの長さになるように パンチングメタルに線を引き金切ハサミを使って切断します。 |
そして筒状のグラスウールの中に通せる大きさより 少し小さめのパンチングパイプを作るので 最初に適当な大きさのパイプに巻いて 丸い形を形成します。 |
後は手で巻いて一周半くらい巻いた所で切断します。 巻きすぎると穴が塞がってしまうので 一周半くらいがちょうど良いのです。 |
最後に飛び出した先端部分を 全体的に軽くプライヤーで摘まんでパイプの形状にしたら パンチングパイプが出来上がります。 |
素材が揃ったので バッフルを外した所から始めたいと思います。 |
それでは筒状のグラスウールを詰めていきますが 二次側でも一次側でも内径は同じだったので どっちから詰めても良いのですが後ろから詰めていきます。 55パイの大きい方のグラスウールでも 押し込んだら入っていきますが 52パイの方がよりスムーズに入ると思います。 サイレンサーの壁で擦れた細かいグラスウールが サイレンサーの出口から出てくる可能性があるので 適当なテープ等を貼るかティッシュ等の塊を詰めて 塞いだ方が良いですね。 とにかく一本たりともグラスウールを 飛散させない事が重要なので 特に部屋で作業を行う場合は常に気を遣ってください。 |
サイレンサーの中に入ったら押し込めなくなるので 外したバッフルを利用してグラスウール全体を押し込む事で グラスウールを崩さずに入れられます。 さらに奥に入れていくには 48パイ以内の先端部分が平たい物(バッフル等)を使って どんどん奥にグラスウールを入れていきます。 とにかくグラスウールの一部に 力が掛からないように押し込みます。 55パイのグラスウールだと奥まで押すのに 振動を与えたりして結構苦労しますね。 |