Ninja400・250 ドライブチェーンの交換 Vol.1 |
今回はNinja400のドライブチェーンを交換します。 チェーンは消耗品なので いずれは交換しないといけないパーツですが 見た目の美しさや性能の高いチェーンを導入してみます。 今回用意したアイテムは D.I.D(大同工業)の520VX2 S&S(シルバー)の110リンクで かしめジョイントのタイプを選びました。 カラーはスチール、シルバー、ゴールドから選べて 価格も スチールからゴールドに向けて 徐々に上がる傾向があります。 最近ではVX3にバージョンアップしていますよ。 |
袋を開けるとグリスまみれのチェーンと かしめジョイントが入っています。 グリスは洗浄して落とす必要はありませんが 外側のプレート部分はグリスを拭き取った方が 見た目が良くなりますね。 価格がもっとも安かったので今回はあえて110リンクを買いましたが もっとも流通している(在庫の多い)リンク数のチェーンが アマゾンでは安く売られている傾向があります。 Ninja400とNinja250の純正チェーンの長さは106リンクなので カット作業を1回分省略させたい場合は 素直に106リンクの520VX2-106ZBを選んで下さい。 ちなみに106リンクより長いチェーンはカットする事で使えますが 106リンクより短いチェーンは使い物になりませんよ。 そもそも昨今のニンジャ250シリーズは チェーンのリンク数がギリギリ設定なので スプロケットの歯数を純正より多くしているなら 108リンクの方が適正なリンク数になる可能性が高いです。 110リンク以上のチェーンを買った場合は この袋を開けた時点でチェーンカッターを使って カットした方が作業がスムーズに進みますよ。 カット作業はのちに説明しています。 |
D.I.Dの520VX2-110ZB S&S(110リンク)の重量は1666gでした。 80gほど純正のチェーンより重いです。 軽量を謳ったチェーンでも全体で数十グラムしか変わらないので 重量はあまり気にしない方が良いですよ。 シルバーのカラーもプラチナ的な輝きがあって美しいですね。 |
それではさっそく作業編です。 後輪をリフトアップするので まずはアクスルシャフトのナットを緩める為に割ピンを外します。 ちなみにリフトアップしなくてもチェーン交換は可能ですが 車体を前に進ませる必要があるので それなりのスペースが必要ですよ。 |
ラジオペンチ等で割りピンを伸ばしてから抜き取ります。 |
それからナット(24ミリ)を緩めます。 完全に外す必要はありません。 硬い場合は工具の先端を手で支えながら 工具を足で踏んで外します。 |
ナットがボルトと供回りして緩まない場合は 反対側のアクスルシャフトの頭を 17ミリの工具で押さえながら緩めます。 |
持ち上げた時に車体をより安定させるには ブレーキロッカーを使ってください。 リピートタイでも代用出来ますよ。 |
ナットが緩んだら車体をメンテスタンドを使って持ち上げます。 |
スイングアームを下から支えて持ち上げるタイプのスタンドでは いくつか注意点があります。 まずはABSのケーブルを挟まないように注意します。 |
先ほども写ってましたがABSのケーブルを固定する出っ張りが スイングアーム下にあるので どうしてもマフラーに当たるギリギリ手前くらいの所を 支える事になるのでマフラーとの干渉に気をつけてください。 |
もっとも確実にリフトアップするなら スイングアームのネジ穴を利用するやり方がお勧めです。 M8×40(P1.25並目)のボルトにワッシャーと スペーサー(長さ20ミリ)を通して使うと 自作のスタンドフックが出来上がります。 スイングアームに接触させない為にも ボルトは長いほどメンテナンス性が良くなるので M8×50に30ミリのスペーサーを付けても良いですね。 |
スイングアームを下から持ち上げるタイプのスタンドでも スタンドフック用のアダプターを使うと持ち上げられます。 |
新しいチェーンは既存のチェーンと同じリンク数でも 伸びていない分だけ短くなるので 左右のスイングアームの末端にあるロックナット(12ミリ)と アジャスターナット(14ミリ)を反時計回りに回して緩めておきます。 この状態で後輪を前に押して(蹴って) 後輪を車体前方に移動させるとチェーンが緩みます。 |