Ninja400･250　ドライブチェーンの交換 Vol.2

それではまずチェーンをカットするので

チェーンカッターを用意します。

今回は写真のD.I.D純正のチェーンカッターを使って説明します。

カッターピンを裏返して取り付けるとかしめることも出来ますよ。

回数をこなすなら高価で頑丈なチェーンカッターを使った方が

長い目で見てお得ですが

2～3回程度の使用なら安物のカッターで十分ですよ。

チェーンカッターから外枠を外しチェーンに引っ掛けます。

チェーンカッターを元の通りに組んでから

チェーンのピンにカッターピンを押し当てて中心を捕らえます。

精密に当てる為にも手で少しずつネジを締めます。

これが一番重要な作業で

少しでも中心がズレるとカッターピンが変形してしまうので

安物のカッターだと簡単に壊れますよ。

カッターピンを押し当てているチェーンのピンを

この穴の中心に固定する感じでチェーンとの位置を合わせます。

中心を捕らえたら手でとりあえず締められる所まで締めて

ずれないように押さえておきます。

それから工具を使って締め込みます。

27ミリの工具でチェーンカッターを抑え

19ミリの工具で回してカッターピンを押し込んで行きます。

工具で締める前にもう一度カッターピンの位置を確認してください。

最後まで打ち抜くとチェーンのピンが下に落ち

間に入っているシール（ゴムのパッキン）も

2つ落ちてくるので回収しておきます。

回収しておかないともしかしたら新しいチェーンのシールと

混ざる可能性があるので・・

チェーンが外れました。

リアのドリブンスプロケット側に

新しいチェーンを下に置いて

古いチェーンの端と新しいチェーンの端を繋ぎます。

今回は小さい結束バンドで繋ぎましたが

細い物なら何を使っても良いです。

フロントのドライブスプロケット側には適当な袋を用意して

古いチェーンを袋の中に回収しながらどんどん引き寄せていきます。

新しいチェーンが到達したら

連結していた結束バンドを外して古いチェーンを袋に納めます。

リアをリフトアップしていない場合は

この作業を車体を前に進ませながら行う必要がありますよ。

リフトアップしないと結構厳しいでしょ・・

これは自転車用の工具ですが

チェーンフィキサー（チェーンフック）を使って

チェーンをつなぎ止めておくと作業が楽になりますよ。

他の物でも代用は可能です。

純正のチェーンと同じ106リンクのチェーンなら

かしめジョイントを使ってチェーンを繋ぐ作業に飛んで下さい。

ここからは車体に合わせてチェーンを最短で繋ぐ方法を行います。

チェーンをたぐり寄せて1リンク分に収まる距離の所に

マジックで印を付けます。

必ずチェーンのインナープレートが末端に残る所を打ち抜かないと

連結出来ないですから注意してくださいね。

この時に後輪がちゃんとスイングアームの内側（車体前方）に

移動している事を確認してください。

マジックで印をした所をチェーンカッターでカットします。

この車体に合わせてチェーンの長さを決める方法は

前後にあるスプロケットの歯数を変えている車両にお勧めです。