Mazda ND ロードスター タイヤの取り外し Vol.1 |
今回は機械を使わずに人力で ホイールに付いたタイヤの取り外しと タイヤをホイールに組み込む作業を行ってみたいと思います。 |
主に使う工具はこれです。 タイヤレバー(360mm)×2本 今回はあえて難しい方のタイヤレバーを使いますが 先端がスプーン形状のタイヤレバーの方が 圧倒的に使いやすいです。 ぶっちゃけ無くても良いです。 ビードワックスの代用です。 後は工具の下に敷いてあるような少し厚みのある スポンジのマットを用意して 必ずホイールの下にはマットを敷いて作業を行います。 |
それとホイールのリムを傷づけない為に リムプロテクターを用意しますが 今回は水道ホースを切った物を代用しています。 水道ホースを使うとリムをスライドさせられるので タイヤを取り外す時に水道ホースならではのワザが使えます。 |
それではさっそく作業編・・ まずはタイヤの空気を抜きます。 シューーの音が聞こえなくなるまで抜いてから 虫まわしを使ってエアバルブのコアを外します。 |
タイヤのビード(縁)にそって一周シリコンオイルを吹きます。 |
クルマに積んであるパンタジャッキを使って タイヤのビードをホイールから外します。 ※NDロードスターには車載のパンタジャッキはありませんよ・・ ホイールの半分くらいまで押し込みジャッキを戻します。 ホイールを回してタイヤの2~3ヶ所にこの作業を繰り返します。 これだけでもビードが落ちる場合がありますが・・ |
パンタジャッキでビードが外れなくても 先ほどの作業でビードがかなり外れやすい状態になっているので 後はタイヤレバーを使うと簡単に外れると思います。 あと、こんな感じでタイヤレバーがホイールの内側に 当たるのでホイールには必ず傷が入りますよ。 布をタイヤレバーに巻いて使うとマシにはなりますが 引っ掛かりが浅くなるのでタイヤレバーが外れやすくなります。 |
パンタジャッキを使わない場合や ビードがなかなか落ちない場合は このようにまず足でタイヤを踏みながら ツメを上に向けたタイヤレバーを 出来るだけ深く差し込みタイヤを押さえます。 |
それからもう一本のタイヤレバーはツメを下に向けて・・ |
最初に刺したタイヤレバーでタイヤを押さえつつ 後から刺したタイヤレバーを持ち上げます。 それと同時に足でタイヤレバーのすぐ横あたりを踏みます。 パンタジャッキで押し込んでいると だいたいこれでビードが落ちると思います。 パンタジャッキを使っていない場合は この作業をタイヤ一周分繰り返します。 タイヤを足で踏むことでタイヤレバーを抜いた時に ビードが元の位置に戻ろうとするのを阻止出来るので タイヤの上に乗って踏みつけながらこの作業を行います。 とにかくビードを落とす作業は タイヤの取り外し作業の中でももっとも大変ですよ。 |