Mazda ND ロードスター タイヤの組み込み |
次はホイールへのタイヤの組み込み作業を行います。 タイヤの組み込み作業は取り外し作業より圧倒的に簡単ですし なんなら工具を使わずに作業が出来ますよ。 まずはホイールとタイヤの基礎知識から・・ まず、回転方向が指定されている写真のようなタイヤでは ローテーションと書かれた矢印が書いてあるので これを考慮してホイールに取り付ける必要があります。 あと、非対称パターンのタイヤではアウトサイドと書かれているので その面をホイールの外側になるように組みます。 その他には、タイヤのもっとも高い位置を示す赤いマークと もっとも低い位置を示すホイールのマークを合わせて組む事で もっとも真円に近い状態になります。 純正ホイールとタイヤではタイヤの赤いマークを基準に 組まれている事が多いです。 次に、タイヤのもっとも軽いポイントを示すタイヤの黄色いマークと ホイールのもっとも重くなるエアバルブの位置を合わせて組む事で 最小のバランスウェイトでバランス調整が出来ます。 タイヤ屋さんではこの黄色いマークを基準に組む事が多いです。 写真のようにタイヤの赤マークと黄色マークが ホイール側のマークとエアバルブに ピッタリ合うような事は滅多にないので 大抵はどちらかを基準に組む事になります。 走りの事を考えると理想的なのは 言うまでもなくタイヤの赤いマークを基準に組む事です。 例外として、特に海外メーカーのタイヤに多いのは 赤いマークがないタイヤです。 あと、ホイールによっては印がない物があるので その場合は強制的に黄色いマークを基準に組む事になります。 |
それでは作業を開始します。 まずはシリコンスプレーをタイヤのビードにそって 外側と内側の片面に一周吹いておきます。 これはタイヤをスムーズにホイールにはめ込む為と 空気を入れてビードを上げる作業をスムーズに行う為です。 |
シリコンスプレーを吹いた側をホイール側(下側)に向けて タイヤをホイールの上に乗せます。 手前から順に手でタイヤをホイールに押し込んではめていきます。 硬い場合は靴で踏んでください。 一気に全体を押し込んでも入らないので 必ず端から順にはめ込んでいきます。 |
タイヤの片側がホイールにセットできました。 |
先ほどと同じように手前から順にタイヤを押し込みますが ビードの内側は硬いので最初から靴で踏んでいきます。 |
少しずつ進みながら踏んでいくとスポンと全体がはまります。 端がどうしても入らない場合は タイヤを足で踏みながらそのすぐ横にタイヤレバーを差し込んで テコの原理でタイヤをホイールの内側に入れます。 |
最後に空気を入れていくとパン!と2回はじけるような音と同時に タイヤのビードがホイールにはまります。 空気が抜ける場合はタイヤを垂直に立たせながら 空気を入れると抜けにくくなりますよ。 ちなみに空気入れは米式に対応した物を使いますが 仏式でも使えますよ。 もちろんコンプレッサーを使った方が楽ですが 結構音がうるさいのと シガーソケットを使う12V用は安く買えますが 家庭用コンセントを使う100V用のは価格が高いですよね。 安価にコンプレッサーを使うなら12V用を買って 変換アダプターを使って 家庭用コンセントから電源を取る方が安く済みますよ。 |
ある程度(1.0Kpaほど)空気が入ると パン!パン!と大きな音がしてビードがリムに固定されますが このようにビードの一部がリムにはまらない所が 出来る場合があります。 このはまっていない所を地面に向けて タイヤを地面に落として振動を与える事で ビードがリムに固定されます。 どうしても空気が漏れて入らない時は エアコンプレッサーを使うか セルフのガソリンスタンドのエアータンクで空気を入れると 簡単にビードがはまります。 以上、タイヤの組み込み作業でした。 |