Mazda ND ロードスター 車高調のセッティング Vol.2 |
純正サスと車高のダウン量を比べてみました。 なんだか車体が小さくなった感じがしますね・・ フェンダーからタイヤまでの幅が指4本分から指2本分になり 狙った通り約30ミリ車高が落ちました。 ちなみにリア側は、フロント側と同じ30ミリダウンの設定にしても 軽量化の影響で、指3本が入る程度(20ミリほど)しか落ちず フロント側より5ミリ多めに下げて前後のバランスを取っています。 ちなみにローダウンスプリングの場合 軽量化の影響で、前下がりや後ろ下がりになった場合は 前後のどちらかに車高が大幅に落ちる スーパーダウンサスに替えたり バネの部分にラバースペーサーを噛まして 車高があまり落ちないようにして 前後のバランスを取る方法がありますよ。 |
車高を30ミリ落とした時のホイールアライメントを 簡易的に計ってみます。 今回は、ステアリングフィールに重要なトー角を測りました。 ノーマル時では、約5ミリトーインでしたが 車高を約30ミリ落とした後では、約6ミリトーアウトになりました。 もちろん、車高を落とせば落とすほど トーアウトがどんどん強くなっていきます。 これに人が乗ればさらに車高がさがるので よりトーアウトが強くなりますね。 トーアウトになった事で若干ですが ステアリングの落ち着きがなくなり直進性が落ちましたね。 それでも、まだまだ走行には支障が出ないレベルですよ。 トー角の修正方法はメンテナンスのページで説明しています。 |
上:誰も乗っていない状態 下:運転席に人が乗った状態。 フロント5kg/mm・リア3.5Kg/mmのバネレートの場合では 約65Kgの人が乗るとこんな感じに車高が下がりました。 もちろんバネレートを硬くすればするほど 人が乗っても車高の変化が少なくなります。 乗り心地を重視して、柔らかいバネレートを選ぶと どうしても、駐車している時の車高は少し高めになりますね。 駐車状態でも、人が乗り込んでもベタベタに低い車高を 維持する為には、それなりの硬いバネレートを選ぶ必要があり 乗り心地を犠牲にする事になります。
乗り心地を重要視するなら フロント5Kg・リア3Kgのバネレートがベストかもしれませんが 車高は標準の40ミリダウンより高めの設定にしないと 2名乗車した時に車高が落ちすぎる可能性がありますね。 標準の40ミリダウンで走るなら やはり6Kg・3.5Kgの標準設定のバネがベストかもしれません。
ハイグリップタイヤでサーキットを走るなら バネレートは、フロント8Kg・リア6Kgあたりを選びたい所ですが 当然、街中では結構キツい乗り心地になります。 減衰力を緩めたとしてもバネがポヨンポヨン動いて 収まりが悪くなるので、余計に吐きそうになりますよ。 バネの動きが収まるまで減衰力を高める必要があるので 結果として突き上げ感が強くなってしまいます。 |
減衰力のセッティング |
減衰力が固定式のストリートゼロの減衰力設定は ストリートゼロAでいうと、20段目と同じだと キャロッセの人が言っていたので つまり、メーカーが標準設定にしている20段目(ちょうど真ん中) から調整をした方が、素早く理想に近づくと思います。 ちなみに後輪側の減衰力を上げると 前輪のタイヤの接地性が良くなるのでオーバーステアになり 前輪の減衰力を上げると後輪の接地性が良くなるので アンダーステアになります。 |
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