Mazda ND ロードスター マフラーの交換 Vol.4 |
マフラーの取付が完了しました。 フランジ部分からの排気漏れがないか最後に確認します。 マフラーの一番低い位置になるサイレンサー部分の高さは 地面から約190ミリ(ノーマルサス時)でした。 車高を落としたとしても、十分な地上高が確保出来るので クルマ止めに擦る事はないでしょう。 |
車体全体だとこんな感じです。 排気音を収録してきたのでよろしければどうぞ・・ 純正マフラー(レッドゾーンまで回しています) ジェントルサウンドマフラー(レッドゾーンまで回しています) ビックリするくらい低音が強いでしょ・・ テールエンドを80パイにしたからですよ・・ 大人しく60パイにしておけば良いのにもう~ |
それでは純正マフラーとのレンスポンス(吹け上がり)の違いを 比べてみたいと思います。 左がフジムラオートのマフラーで右が純正マフラーです。 映像で正確に回転が始まるタイミングを合わせていますよ。 |
すでに3000回転あたりでもフジムラオートのマフラーが 純正マフラーの回転数を少し上回っていますね。 |
もっとも差が出たのが7000回転あたりで 純正マフラーと比べると約500回転くらい速く回っています。 配管が短くて尚且つサイレンサーがストレートになった恩恵ですね。 このNAならではの直感的なハイレスポンスを味わえるのも ジェントルマフラーの特徴だと思います。 |
それでは純正マフラーとフジムラオートのマフラーの 動力性能の差を比べてみます。 上が純正マフラーで下がフジムラオートのマフラーです。 クラッチミートさせてからアクセル全開状態で 1500回転手前あたりで回転数を合わせて ここからスタートさせています。 純正マフラーの方が微妙に回転数が高い感じはしますけど・・ |
1速の7000回転を越えたあたりでは やはり低回転域で得意な純正マフラーの方が ごく低回転域からの加速ではリードしているようですね。 |
2速の7000回転付近では フジムラオートのマフラーが純正マフラーの回転数に かなり追いついていますね。 つまり5000回転以上の高回転域では フジムラオートのマフラーの方が回りが速いようですね。 |
3速のレッドゾーンまでテストしましたが 3速までではまだ微妙に純正マフラーの方が速く フジムラマフラーは最初の1速でのスタートダッシュで負けた分を 引きずっている感じでした。 4速以降だとフジムラマフラーが追い越しそうなので 速度域が高い国際サーキットでは フジムラマフラーの方が速そうですが 3速レッドゾーンまでしか回せないミニサーキット等では 純正マフラーの方が速いと思います。 ちなみに0-100Km/h加速でも 純正マフラーの方が0.1秒ほど速い結果でした。 |
フジムラオート ジェントルサウンドマフラーのインプレッション |
車検に通らないマフラーという事で どんな爆音なんだと音量に対して不安を抱いてしまいますが 思ったよりはうるさくはなく、低音だけが強い印象で 音量よりも低音の強さで音圧を稼いでいる感じでなので サイレンサー自体の消音性能はしっかり効いていると思います。 低音だけなので、インナーサイレンサーを取り付けて 口径を絞れば純正マフラー並の音量に落とす事が出来ますよ。 音質は、いわゆる砲弾型マフラーと同じで ストレート構造のサイレンサーの排気音ですね。 アイドリングでの音量は大したことがないので 加速の時に高回転域まで踏み込まなければ 音量に対しては、そんなにネガティブになる必要はないと思います。 一昔前なら車検にも通るジェントルな音量だと思いました。 走りに関しては・・ 排ガスの抜けがかなり良くなったのと マフラーの全長が短くなった影響で 吸気がノーマルでも低回転域でのトルクの損失は 体感出来るほどありますね。 もちろん高回転域では純正マフラーよりも パワーが伸びるんですけどね・・ 車体のリア側が大幅に軽量化される事で 前後重量バランスが変わり、リアタイヤの初期荷重が小さくなるので 中~低速域では、コーナーリングの限界が低くなり よりパワースライドが容易に出来るようになりました。 ジムカーナではちょうど良いかもしれませんが サーキットではタイムが遅くなる可能性があります。 個人的にはリアタイヤがあまりねばって欲しくないので 理想的なロードスターの挙動に近づいたと思いました。 |