Mazda ND ロードスター タイヤの選定 Vol.4

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EC203

ダンロップ エナセーブ EC203

2014年にEC202からEC203へとリニューアルされた

ダンロップが発売する、いわゆるエコタイヤです。

数あるエコタイヤの中でも

EC203がウリにしているのが耐摩耗性能で

タイヤが長持ちするようです。

タイヤパターンは↑の5リブ(185幅以上)と

軽自動車・コンパクトカー用の4リブ(175幅以下)の2種類があり

微妙に性能が違います。

 
EC203

タイヤの重量は、195/55R15で約7.4Kgでした。

エコタイヤの魅力は、やっぱりこの軽さですね。

いかにも燃費がよくなりそうです。

停車時から発進する時にも、明らかに車体の軽さを感じ

ブレーキでも、ペダルを深く踏み込まない街中の速度領域では

タイヤが軽いのでよく効いてくれますね。

 
EC203

ちなみに同じEC203(4リブ)の175/65R15だと約6.2Kgでした。

5分山ほどの溝だったので

新品だともう少し重くなりそうですけどね。

ドライグリップ力はかなり落ちますが

195幅から175幅に落とすだけで、約1kgほど軽量化が出来るなんて

思ってもみませんでしたね。

NAロードスターの挙動に近づけるには

175幅のタイヤを履くことが近道というか必須だと思います。

 
EC203

スポーツカーにエコタイヤという組合せはどうよ・・という事ですが

転がり抵抗が少なくタイヤの重量の自体も軽いので

エンジンパワーが奪われにくく

市街地、特に通勤時でのストップ&ゴーの多い状況では

かなり軽快に走れて快適です。

スポーツタイヤと比べ、サイドウォールがフニャフニャなので

55扁平でも乗り心地は、別次元に素晴らしいですね。

硬い車高調を入れた時の街乗り用タイヤとして使えば

乗り心地はかなり改善されると思います。

その代わり、ステアリングレンスポンスという言葉とは

無縁のタイヤで、ステアリングを切った瞬間の反応は

純正タイヤのV105よりも鈍く

ドライグリップ力も極めてV105よりも低いので

簡単にタイヤが鳴いてしまいます。

普通に山道を走っていても、コーナーを攻めているんじゃないかと

思われるくらいタイヤが鳴くので

逆に繊細な運転を求められて面白いかもしれません。

パワースライドも比較的簡単に起こせて

低い速度域で遊ぶには良いのですが

硬いコンパウンドのタイヤは基本どんなタイヤでも

滑った時のコントロール性が良くないので

速度が乗っている場合は注意が必要ですね。

直進性も弱いので特に中低速域ではハンドルのセンターが

定まらないというか曖昧な感じになりますが

これはほとんどのエコタイヤに言える特性です。

価格的には、EC203は低燃費タイヤの中でも

かなり安い価格で買える所が魅力的ですね。

 

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