NA型ロードスターが発売された当時と比べ

現代では、自動車を取り巻く多くのしがらみが存在します。

そのしがらみからロードスターを開放するべく

ロードスターの開発陣が

本来やりたくても出来なかった事柄を読み解き

その思想や理念を現代のロードスターに再現するべく

理想のロードスターを追求する姿勢がロードスター原理主義です。

今回のNDロードスターに対するチューニングの全てが

このロードスター原理主義の教えに基づいて行われています。

ロードスターのチューニングにおいて

その指標となるのが、ロードスター原理主義の教えです。

人は迷い、悩む生き物です。

チューニングを進めていく上で

さまざまな岐路に立たされる事でしょう。

その繰り返しの中で

本来やりたかった事や目指していた理想が

だんだん分からなくなってくるのです。

そんな時に、ロードスター原理主義の教えを

思い出す事で、いつでも軌道修正する事が出来ます。

ロードスター原理主義の教えは

ロードスターのチューニングだけでなく

ロードスターオーナーとしての私生活での心得や振る舞い方

ちょっとした財テクのノウハウが綴られています。

一般的にスポーツカーのイメージというのは

鋭くて硬く、角が尖っている印象ですが

ロードスターはそれらのスポーツカーとは全く違っていて

柔らかくて角が丸まっています。

ロードスターに乗った人は皆

自分の中で思い描いていたスポーツカーの定義が

根底から崩され、ロードスターを理解する事で

また再構築されます。

ドライバーの操作に対するロードスターの

実に素直で忠実な反応は

ロードスターがスポーツカーである何よりの証です。

誰にでも扱えるエンジン出力と

コンパクトなボディサイズは、乗る人を選ばず

ロードスターに乗った人の誰もが

スポーツカーの操縦を気軽に堪能する事が出来ます。

ロードスターは、スポーツカーなのに

ドライバーに対してとても優しい自動車なのです。

優しいから毎日乗っていられるし

ずっと乗っていたいと思うのです。

そんなロードスターの優しさを感じられる

チューニングを心がけたいと思いますし

何より大事なのが「ロードスターらしさ」を失わない事だと思います。

それこそが、ロードスター原理主義の教えの全てなのです。