YAMAHA MT-09 グリップヒーターの取付作業 Vol.1 |
今回はMT-09にグリップヒーターを取り付ける作業ですが RN69J型のMT-09に グリップヒーターを取り付ける作業は この世のどのバイクよりも簡単な作業です。 というのも既に車体側にはグリップヒーターを取り付ける設備が 最初から用意されているからです。 という事で今回用意したアイテムは ヤマハ純正のグリップウォーマー(Q5K-YSK-127-Y01)です。 内容は左グリップ(BAP-82963-00)と 右グリップ(B7N-82960-00)がセットになった MT-09のスタンダード車専用品です。 付属している小さい袋には結束バンドが1本入っています。 ちなみにSP用の型番はQ5K-YSK-128-Y02になり 型番が一度変更されましたが それは初期ロットで不具合があった為です。 |
スイッチの配線がある 一般的なグリップヒーターとは違い MT-09専用のグリップヒーターは電源の線のみなので 非常にシンプルですし 車体側にはコネクターが用意されているので 差し込むだけで接続が完了します。 グリップヒーターの温度コントロールは メーターパネル上で行う為 グリップ自体にはスイッチがありません。 |
電子スロットル化された事で スロットルワイヤーが存在しない為 安価に買える汎用品のグリップヒーターが使えませんが ワイヤーが無い分 スロットルスリーブの脱着作業は簡単になりました。 |
今回グリップヒーターを取り付けるにあたり必ず必要なのが 左側のグリップをハンドルバーに固定する為の ゴムと金属を接着出来る多用途ボンドですね。 作業性を高める為にも 粘度が低いソフトなボンドが好ましいです。 ボンドの色は見えない所なので何でも良いです。 |
それでは作業編ですが ヘッドライト周辺にある電源に接続させる為 先にヘッドライトフロントカバーを外しておきます。 |
まずは頭の所にある六角ボタンボルトを2本外しますが ワッシャーも付いているので落として無くさないように注意します。 取り付け時の締め付けトルクは4.3N-mです。 |
次はカバーの下側にある2本の六角ボタンボルトを外します。 取り付け時の締め付けトルクは1.5N-mです。 あとはグロメットに刺さっているだけなので カバーを車体前方に引き抜いて外しますが・・ |
ポジションランプの配線が車体と繋がっているので 矢印の所を摘まみながらコネクターを抜きます。 これでヘッドライトフロントカバーが完全に外れました。 |
この状態でとりあえずは放置しておきます。 色違いの細長いコネクターが左右に2つ余っていますが これがグリップヒーター専用の電源コネクターになります。 |
まずはハンドルバーの末端にある バーエンドを外しておきます。 |
MT-09のバーエンドは比較的外しやすいので バーエンドが回らないようにしっかり握りつつ 力の入れやすい工具で六角ボルトを外します。 取り付け時の締め付けトルクは3.8N-mです。 |
バーエンドが外れました。 これでグリップが外せる状態になりました。 もう片方にあるバーエンドも同じように外しておきます。 |