HONDA モンキー125 強化クラッチスプリングの取付 Vol.3

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モンキー125クラッチスプリング交換

最初にも説明しましたが

このような構造になっているので

均等にクラッチ板を押さえつけるためにも

強化スプリングに交換出来る数は、2個、3個、4個、6個です。

個人的には、2個だけの交換だとクラッチを押さえつける

バランスが悪いんじゃないかと思うので

ベストは3個、4個、6個の交換ではないでしょうか。

15%アップか20%アップかで迷いましたが

今回は4つ交換の20%アップで行きたいと思います。

 
モンキー125強化クラッチスプリング

4カ所にだけ強化クラッチスプリングを入れて

残りの2カ所は純正のスプリングを使いました。

 

クラッチリフタープレートを元に戻しますが

ボルトを均等に締めながらプレートの端にある

出っ張りの内側にクラッチスプリングが収まっているか

全てのスプリングを確認してください。

締め付けトルクは12N・mです。

 

ボルトを締める側は以外と供回りしないので

すんなり締め込む事が出来ると思いますが

回るようなら今度は上側のギア間に

適当な物を差し込んで回転を止めて下さい。

 

クラッチカバーの古いガスケットを剥がし

残っているオイルを適当に拭き取っておきます。

矢印の外枠の部分にガスケットの残りカスや

汚れでデコボコになっていないかを一周確認し

汚れていれば平らになるように清掃しておきます。

エンジン側の外枠も同じようにデコボコしている所がないか

確認してくださいね。

 
モンキー125クラッチカバー

それではクラッチカバーを元に戻すので

まずは赤矢印の突起物がエンジン側に付いているかを確認し

無ければカバー側からこっち側に移動させておきます。

それから新しいガスケットをエンジン側に取り付けます。

ガスケットには裏表があるので黄側を手前に向けて

緑側をエンジン側に向けます。

クラッチカバーを元に戻す時は

黄矢印のシャフトとクラッチカバーの穴を合わせてから

そこを軸にして全体の位置を合わせると

スムーズに固定出来ると思います。

色々テストしましたがガスケットをカバー側に取り付けてから

元に戻すとオイルが漏れたりするんですよ。

そのくらい繊細な所なんでガスケットは

折りまげたりせずに丁寧に扱って下さい。

 

対角線上にキャップボルトを締め付けて行きますが

これを2週、3週する感じで少しずつ締め付けて行きます。

締め付けトルクは10N・mです。

 

最後にエンジオイルを0.9L分入れますが・・

念の為に0.2L分ほど入れてから

オイル漏れが無いかクラッチカバーの底部分を確認してから

0.9L分入れた方が確実だと思います。

後は逆の手順でステップのプレート等を元に戻して下さい。

 
クラッチレバー

今回はクラッチスプリングを20%アップさせてみましたが

クラッチレバーのフィーリングにシャキっと感が出て

想像していたようなちょうど良い感じのフィーリングになりました。

これでも他の125ccのMT車と比べると

クラッチレバーはまだ少し柔らかいですが

硬くしすぎても手がだるくなるので

エンジンパワーがないモンキー125では

このくらいで丁度良い感じじゃないでしょうか。

クラッチレバーをシャキっとさせたいだけなら

15%~20%アップがお勧めです。

シフトチェンジの時もスパっとエンジン回転が落ちて

小気味よくシフトチェンジが出来るようになりますよ。

 
   
 
 
 

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