HONDA モンキー125 ドライブスプロケットの交換 Vol.3 |
仕上げにチェーンの張り調整を行います。 ドライブスプロケットとリアスプロケットのちょうど間に 直尺を立てています。 チェーンをドライバー等の適当な棒状の物で上下させて 上下の振れ幅が基準値の35ミリになるように調整します。 アジャスターを反時計回りにまわしながら チェーンを上下させて基準値にまでチェーンを張ってきます。 ちなみにチェーン振れ幅を25ミリくらいに張り気味にすると アクセルレスポンスやギアチェンジした時の フィーリングは良くなりますが スイングアームの動く幅が制限されるので 乗り心地は悪くなります。 |
チェーンの張り調整が終わったら スイングアームの所にある出っ張りと アジャスターに付けられたマス目を基準にして 車体右側でも全く同じ位置になるように 車体右側のアジャスターを回します。 精密に合わせたいなら写真のように 直尺を使ってアジャスターとスイングアームの距離を計る事で 精密に左右の位置を合わせられます。 |
コツとしては車体右側のアジャスターも チェーンの張りにわずかながら影響するので 左側のアジャスターを回したら 車体右側のも同じだけ回して 左右同時にアジャスターを調整する感じでやるのが確実です。 |
チェーンの張り調整が終わったら アクスルシャフトのナットを締め直せば作業終了です。 |
純正の15Tではスピードメーターで時速50Km/hの時は GPSの速度表示では約46Km/hになりますが ドライブスプロケットを1T分変えると約3Km/h変わるので 16Tを入れると時速50Km/hの時は GPSの速度表示では約49Km/hになりました。 逆に純正よりも小さい14Tを入れると時速50Km/hの時は GPSの速度表示では約43Km/hになります。 モンキー125の場合、ドライブスプロケットを交換しても スピードメーターの表示は補正されずに表示されてしまいます。 そもそも純正のままでも実際の速度(GPS)と スピードメーターの表示では少し開きがあるのですが ドライブスプロケットの大きさを変えた場合は 自分の頭で速度を補正してスピードメーターを見る必要があります。 |