KLX230 SHERPA ACC電源の増設 Vol.1 |
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今回はKLX230シェルパのACC電源を増設する作業です。 KLX230には純正オプションのUSB電源を接続する為の コネクター(ACC電源)が用意されていますが 1系統しかない為、そこから増設させたいと思います。 今回用意したアイテムは デイトナの防水電源ユニット(D-UNIT WR 16037)です。 標準タイプの電源ユニットとの違いは 防水仕様なのとコンパクトな所です。 |
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デイトナの防水タイプの電源ユニットからは 3系統のACC電源が取れます。 |
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まずは下準備として・・ 電源ユニットを動作させるにも ACC電源が必要なので 今回は車体に用意されているオプションのUSB電源に使う コネクターからギボシ端子に変換してACC電源を取り出すので 電源取り出しハーネスを使いますが 青コネクターのホンダ車用(CT125等)の 電源取り出しハーネスがKLX230に適合しました。 これを使う事でポン付けでACC電源ユニットが機能させられますし 純正オプションのUSB電源も同時使用する事が出来ます。 ちなみに上の黒コネクターのホンダ車用(レブル250等)でも 同じタイプのコネクターなので使えますが KLX230で使う場合は極性(プラスマイナス)が逆になります。 |
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ちなみにプラスマイナスが逆でも 小さめの精密ドライバーのマイナスを使えば 修正する事が出来るので レブル用の電源取り出しハーネスを所有している場合は 新たに購入する必要はありません。 |
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極性を入れ替えるにはオスコネクターの中にある 端子とツメの隙間に精密ドライバーを挿しこんでから 薄い板のようなツメを矢印の方向に持ち上げながら 裏側から端子を抜きます。 |
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端子が抜けたら互い違いに刺し直し カチッとロックが掛かるまで端子を押し込めば プラスとマイナスを入れ替えられます。 |
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電取り出しハーネスの材料を持っている場合は 純正オプションのUSB電源を 装着していない車両の場合のみ よりシンプルなACC電源の取り出しハーネスを制作出来ますよ。 使う材料は・・ 適当な配線ケーブル(0.5sq~0.75sq)です。 |
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まずは適当に配線ケーブルをカットし 電工ペンチのワイヤーストリッパー部分を使って 配線ケーブル両端の被覆を4mm前後剥きます。 |
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銅線を捻って束ねてから 090型端子の防水キャップと ギボシ端子のメススリーブを通します。 先ほど適当に配線ケーブルをカットすると書きましたが 少なくともギボシ端子のメススリーブよりは 長くしておく必用がありますね。 |
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ギボシ端子のスリーブを通した側の末端に 電工ペンチを使ってメスのギボシ端子を圧着しますが 銅線部分と被覆部分の2ヶ所を圧着します。 |
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もう片方はギボシ端子と全く同じやり方で オスの090型端子を圧着しますが 銅線部分はキャップと一緒に圧着します。 |
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あとはスリーブをギボシ端子に被せれば これでケーブル部分が完成しました。 |
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防水コネクターの後ろから090型端子を差し込んで カチッと手応えがあれば接続完了です。 もう片方の穴(マイナス側)に キャップだけ差し込めば完成です。 車体のプラス側になるように 製作したケーブルを差し込む事が重要なので 写真を参考に左右を間違えないように注意して下さい。 |
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車体では、こんな感じで 電源ユニットから伸びる細くて赤いACC電源ケーブルと 電源取り出しハーネスのプラスのギボシ端子と接続し 太めの赤いケーブルのY型端子と 黒いケーブルのY型端子をバッテリーに繋ぐと キーを捻った時だけに通電する ACC電源として電源ユニットが機能します。 |