HONDA PCX クラッチアウターの交換 Vol.2

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左:PCX純正クラッチアウター 右:軽量クラッチアウター 

それでは今回のメインイベント・・

同時に加速をしてどう変化したのかを

比べてみたいと思います。

ちなみに両方ともウェイトローラーは16gで

0.5ミリのボスワッシャーを噛ましたノーマル最速仕様です。

 

スタートしてエンジン回転数が高くなって

これからクラッチが完全に繋がる所です。

右の軽量クラッチアウターの方は300回転ほど高く回っていますね。

速度の差は読み取りタイミングの差だけなので

まだ速度にはほとんど影響していないです。

 

そして変速が盛んに行われる速度領域では

やはり右の軽量クラッチアウターの方が300回転ほど高く

時速58Km/h時点で時速1Km/hほどリードしました。

つまり、停車時から時速58Km/hまでの加速では

軽量クラッチアウターの効果はほとんど無いと思って良いです。

 
PCXクランクケース

最終ギアにさしかかる時速80Km/hです。

最終ギアに入る事でエンジン回転数は

両車輌ともほぼ同じになり

回転数の差は速度の差だけになりました。

軽量クラッチアウターは

変速領域においてより高い回転数になっていたので

ウェイトローラーを軽くしたのと同じ効果を得られましたね。

まだ時速1Km/hのリードを保っています。

 

時速96Km/h時点で時速2Km/hの差が開きました。

やはり軽量クラッチアウターは軽量フライホイールと同じで

高回転域になるにつれて軽量化の効果が強く表れて

パワーが増しているのが分かりますね。

これが変速領域だけに影響するウェイトローラーとは違う

軽量クラッチアウターのさらなる効果だと言えます。

 
PCXクランクケース内

そのまま時速2Km/hの差が開いたまま

軽量クラッチアウターの方が先に時速100Km/hに到達。

0-100Km/h加速のタイムは19.2秒でした。

純正クラッチアウターの0-100Km/h加速のタイムは

20.7秒くらいだったので

なんと1秒以上速くなりました。

特に8000回転前後からの速度の伸びが良くなっているのが

分かりましたね。

これで高回転領域でも確実に

ヤマハのNMAXより速くなったと言えます。

 
PCXクラッチアウター

ちなみに最高速度に到達する所まで加速しましたが

時速2Km/hの差を付けたままでした。

純正の駆動系では16gのウェイトローラーがもっとも速い結果で

それ以上ウェイトローラーを軽くしても

ほとんど速くはなりませんでしたが

クランクケース右側のクラッチまわりをチューンする事で

ウェイトローラーだけのチューンの限界を破り

さらに速くなる事が分かりましたね。

 
 
 
 
 

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