HONDA PCX ウェイトローラーの重さと変速の関係 Vol.2 |
ハーフスロットル時の回転数 |
今回は加速力ではなく燃費と騒音について考えてみます。 スロットルが全開状態ではない普段巡航している時の回転数を ウェイトローラー別に調べました。 停車時からゆっくりと加速して 時速60Km/hに到達した時の回転数を表示しています。 1gで約100回転の違いが出ますね。 巡航している時の回転数が高くなればなるほど 燃費が悪化し、エンジンからの騒音が増加します。 走行している時は風切り音が騒音の多くを占めますが エンジン回転数が高くなればいずれは その風切り音をエンジンの騒音が上回ります。 時速60Km/h時ではその境目が約6000回転あたりにあり 写真でいうと15gあたりが エンジン音をうるさく思うかどうかの境目になると思います。 5500回転前後だと風切り音がエンジン音を大幅に 上回るのでエンジン音はほぼ無音状態に感じます。 |
より低い回転数で巡航する走行方法 |
写真は左右とも同じノーマルの18.5gのウェイトローラーです。 右側が停車時から徐々に加速をした時のエンジン回転数で 左側が高い速度から徐々に速度を落とした時の回転数です。 約400回転ほど差が出ていますね。 このようにCVTの特性を利用すれば ウェイトローラーの重さによる本来のエンジン回転数よりも より低い回転数で巡航する事が出来ます。 この走り方をスムーズに行うには まずアクセルを全開状態にして 目標の速度よりも5Km/hほど多く速度を出し そこからアクセルを出来るだけゆっくりと緩めて 目標の速度に落とします。 こうする事でよりドライブフェイスの外側にVベルトが 引っかかった状態になるので 低い回転数で高い速度を維持出来るようになります。 |
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