HONDA GROM 動力性能の検証 Vol.1

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JC92GROMエンジン

今回はグロムのエンジンに焦点を当て

様々な角度から加速性能を検証するコーナーです。

 
JC92型GROMレブリミット

エンジンのレブリミット

タコメーターを見るとレッドゾーンは8200回転ですが

実際に回せる最高回転数は9400回転でした。

レッドゾーンの回転数は

ベストなシフトアップタイミングを示しているので

シフトタイミングランプを8200回転に設定する事で

もっとも速い加速が出来ます。

 
JC92型GROM最高速度

最高速度

体を伏せない状態での最高速度は時速100Km/hで

GPSでの速度は時速90Km/hでした。

メーター読みではついに3ケタまで届き

旧型のグロムと比べると

時速5Km/h前後最高速度がアップしましたが

そんな訳はないと思い

GPSの速度とメーターパネルとの速度差を

PCXやモンキー125等の他の125ccのメーター誤差と比べた所

JC92型グロムは他の車両と比べて

時速60Km/hで約2Km/h、時速100Km/hで約3Km/hほど

高く表示される事が分かりました。

つまり今回のJC92型グロムのスピードメーターは

ハッピーメーター傾向なので

旧型のグロムと比べると

実際には2~3Km/h程度最高速度が上がっている事になります。

 
JC92GROM0-100Km/h加速データ

0-100Km/h加速

次は0-100Km/h加速ですが

他車と比較する事で加速力を可視化しました。

ここでのレギュレーションとして

MT車では停車時から2000回転前後でクラッチを繋ぎ

スクーターでは車体が進み始めてから計測しているので

実用的な加速性能を表しています。

JC92型グロム(黒線)の

0-100Km/h加速のタイムは27.3秒でしたが

ハッピーメーターの誤差を考慮すると

実際には時速100Km/hには到達出来ていない事になります。

グロムのエンジンは低回転域でのトルクが分厚いので

スタートダッシュ力が高く

最終的にはブッちぎられてはいるものの

時速70Km/hあたりまでは125ccクラス最速の

スズキ GSX-S125とほぼ同じ加速性能ですね。

ハッピーメーター気味なのを加味しても

時速90KmまではシグナスXやPCXのスクーターと

ほぼ同じ曲線なので

最高速度こそ少ししかアップしていませんでしたが

実用速度域での加速性能では

かなりの進化を果たしているようですね。

旧型のエンジンを積む初代グロムやモンキー125

CT125ではスクーター勢に手も足も出ませんでしたが

今回のJC92型グロムはグラフを見る限り

スクーターとも戦える戦闘力を得たと言えます。

 

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