SUZUKI アルトワークス NAのアルトとの比較 Vol.1
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今回はターボのアルトワークスとNAのアルトFを比較するという
めちゃくちゃな企画ですが
アルト好きにとっては最高の企画となっております。
そもそもアルトが好きな人なんて存在するのかという話なんですが
理想の自動車を求めていったら自然とアルトに乗っていた・・
みたいな人が多いんじゃないでしょうか。
それでは色々と比較してみたいと思います。
ターボとNAのオーディオ事情・・
まずは軽くジャブからいってみますが
最低グレードのアルトFには
標準でオーディオが付いているのにも関わらず・・
アルトFの2倍近く高価な最高グレードのアルトワークスには
オーディオが付いていない・・
これはアルトワークスを買えるくらいのお金持ちなら
最初からナビを入れるからオーディオはいらないでしょ・・
的な感じだとでもメーカー側は思っているのでしょうか。
そもそもアルトワークスを買っている時点で
金持ちでもなんでも無いだろって話なんですが
そもそもハイソサエティな人間だったら
ナビを使わずにタブレット端末等をナビとして使うと思いますが
そうなった場合はアルトの純正オーディオがあると
ケーブルを使って各端末のイヤホン出力と接続出来るので
ナビの音声をスピーカーから流す事が可能です。
そうなればむしろ純正オーディオはワークスにも必要でしょう。
ちなみにアルトの純正オーディオデッキは
オークション等の相場で1000円以下なので
気軽に買えますし、接続もワンタッチで完了しますよ。
最初はこんなユルい感じで行きますが
段々マニアックになっていくので待っていて下さい。
4WDターボ（MT）と2WDのNA（AGS）の前後重量配分
いきなり色濃いネタになりましたが
まずはAGS仕様のアルトFから見ていきますが
重量620Kgでフロントが390Kg、リアが230Kgなので
前後重量配分は63：37になりました。
MTモデルと比べてAGSだとフロントが15Kg前後くらい重くなりますね。
次はアルトシリーズの中でも
もっとも前後重量バランスに優れていると思われる
4WDでMTのアルトワークスを見てみると
720Kgの重量に対してフロント440Kg、リア280Kgという事で
前後重量配分は61：39になりました。
よく見てみるとAGS仕様のNAアルトの前後に
50Kgずつの重さを乗せると
ちょうど4WDアルトワークスのMTになる感じで
100Kg重くなっていますね。
この100Kgの重量差って実際に運転していて感じるのか？
と言われると、明らかに感じるのはブレーキングの時のみですね。
どう考えてもNAアルトの方が制動力が高く
100Kgの重量差はフロントブレーキが
ちょっと大きくなったくらいでは取り返せないですね。
加速時ではトルクが大きいアルトワークスの方が
むしろ車体が軽く感じますし
コーナーリングでもボディ剛性が強化された事や
4WD特有の重心の低さからくるレスポンスの良さがあるので
たとえNAとワークスで同じ足回り、同じタイヤだとしても
重量差を誤魔化されてしまうほどでした。
なので主に影響するのはブレーキと
あとどうしても燃費には影響するでしょうね。
ターボとNAアルトの実燃費の違い
NAアルトなんてターボのワークスからすれば
化け物的な燃費ですよ。
体感的にはAGSのNAアルトが
平均燃費で21Km/Lのペースで走ったとすれば
同じペースで4WDアルトワークスのMTを走らせると
17Km/L程度なので
だいたいNAアルトより4Km/Lほど落ちる事になりますね。
2WDのアルトワークスはカタログ値で4WDのワークスよりも
ピッタリ1Km/Lほど燃費が良いので
FFのワークスだとNAアルトに対して3Km/L落ちくらいには
抑えられるのではないでしょうか。
ちなみにガンガンにアクセルを踏んで山道を走った場合は
AGSのNAアルトが13Km/L台で
4WDのアルトワークスでは9Km/L台でしたので
やっぱりアクセルを踏み込んでも4Km/Lほどの差があります。
通常、ターボ車ではアクセルを踏み込むと
ブースト圧が高まるのでNAとの燃費の差が
とんでもなく広がるのですが
アルトワークスは高回転域で走らせれば走らせるほど
ブースト圧が低くなるので
実際にはNAとの燃費の差がそれほど広がらないようです。
ターボとNAの排気音の違い
排気音の違いを確かめる為に
空吹かしした時の排気音を収録してきました。
マフラーから同じ距離で収録しましたが
明らかにNAの方が排気音が大きいですね。
やはりアルトワークスでは排気ガスが
タービンのインペラを通る事でエネルギーが消費されるので
排気音が小さくなっています。