SUZUKI アルトワークス インプレッション Vol.1 |
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グレード:アルトワークス 4WD |
あえて4WDのアルトワークスを選んだ理由・・ |
セミオートマチック(AGS)の4WDターボって WRCのラリーカーをそのまま小さくしたようなクルマじゃないかと 一人で勝手に盛り上がって胸が熱くなっていたので 初めはAGSの4WDを買おうと思っていましたが アルトFでAGSを十分に堪能していた事や 新鮮さが欲しかった事もあってあえて今回はMTを選びました。 4WDのMTモデルを選ぶ事で 間違い無く全てのアルトのグレードの中で もっとも前後重量バランスが良い事もMTを選んだ理由です。 HA36Sのアルトの事で インプレッションを書くのは今回で5回目なので ほぼ全てのアルトに乗りましたが・・ 雪が全く降らない地域という事もあって 4WDの試乗車には乗れなかったというか 自分の周りに存在すらしていませんでした。 その事もあって4WDモデルへの興味はさらに高まっていきました。 以前から軽自動車の4WDモデルには興味がありましたが FFの2WDと比べて約50Kgも重量が増えるという事もあって 自動車を重量で選ぶような人間にとっては厳しい条件という事で 長年躊躇していましたが 元々軽量なHA36S型のアルトワークスでは 4WDモデルを選んだとしても 他社の軽自動車と比べればまだまだ余裕で軽い重量だったので なんとか購入に踏み切れました。 という事で今回は普通のインプレッションというよりは 主に4WDにちょっと興味が沸いている方の為に インプレッションをやってみたいと思います。 |
64PS 10.2Kg・mのトルクを発生させるターボエンジン |
NAのアルトFでは、1~2人乗りしかしないのなら このアルトにはターボは必要無いと思っていましたが 今でもそう思っています。 主にNAとターボの違いは普段の巡航するエンジン回転数の違いで 体感的にはNAの3500回転あたりのトルクを ターボだと2000回転あたりで出せるくらいに感じています。 まるで1300cc~1500ccの自動車のように 2000回転でシフトチェンジしても普通に走れてしまうので NAより低い回転数で巡航する事が出来ます。 それが車内の静粛性にも繋がるのでNAモデルよりも静かに走れます。 NAのアルトFに比べてターボモデルではバルクヘッド部分に インシュレーター(消音材)も追加されているので より車内は静かですね。 しかし、MTモデルではクロスレシオ化されたギア比のおかげで 時速100Km/hで走る高速道路では エンジン回転数が4000回転近く回ってしまうので 静粛性においてはNAのAGSモデルとは逆転してしまい エンジン音が騒がしくなってしまいます。 なので高速道路をよく走る場合は 5速目のギア比が重くなっているAGSモデルの方が 静かにゆったりとツアラー出来ますね。 4WDという事で停車時から発進させる時には 2WDより多くのトルクを奪われるので エンストしやすい事も想定していましたが 車体が軽い事もあって特に何の気を遣うこともなく 普通に発進出来ました。 ちなみにアクセルを踏まずに クラッチだけで発進させる事は出来ない事もないのですが ちょっと心許ない感じなので わずかにでもアクセルを踏んでおけば全く問題ないです。 |
実燃費 |
4WD仕様のアルトワークスのMTは アルトシリーズの中でもカタログ値でもっとも燃費が悪いのですが 信号で常に停車されられる 市街地のみを普通に走った場合は17.3Km/Lで ブーストを掛けずに燃費走行をすれば19Km/L台でした。 アルトシリーズの中ではそこそこ悪い数字だと思いますが ターボの軽自動車として見れば結構良い数字だと思いますね。 |
今度は信号がない山道の下りのみで燃費走行をすると 最高で30Km/Lを越えました。 つまりこれが4WDアルトワークスが出せる限界の燃費だと言えます。 ちなみに山道の登りのみで ブーストを掛けて飛ばして走ると9Km/Lだったので ブーストを掛ければかけるほど燃費がガタ落ちします。 |
信号がない山道を上りと下りを合わせて ダラダラと燃費走行をした場合は23.5Km/Lでした。 JC08モードのカタログ値では22.0Km/Lなので ブーストをかけずに信号に引っかからなければ カタログの燃費をなんとか越えられます。 |