SUZUKI アルトワークス インプレッション Vol.4 |
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4WD仕様のマフラー事情 |
マフラーに関しては2WDよりも 4WD仕様の方が恵まれているのかも知れませんね。 まず4WDでは車体のセンターにプロペラシャフトがある事で 2WDの燃料タンクとは形状が違っていて 燃料タンクが車体の左端に綺麗に収まっています。 それによりマフラーレイアウトは燃料タンクの影響を受けないので 理想的なストレート構造になっています。 ちなみに燃料タンクの容量は両方とも同じですよ。 あと、一番有り難いのがセンターパイプと テール部分の間につなぎ目があるので 2WDのようにマフラーを切断しなくても マフラー交換を容易にする事が出来ます。 |
2WDモデルではこのように燃料タンクを避ける為に マフラーが大きく曲がっていますし フロントパイプからテールエンドまでつなぎ目が無いのが特徴です。 |
ユーティリティ |
アルトワークスの1型ではオプション扱いだった ワイドタイプのオーディオパネルが 2型からは標準装備されるようになりました。 ナビを入れる人にとっては有り難いのですが 普通のオーディオデッキを入れる場合は 左右に隙間が空いてしまうので 1型のオーディオパネルを取り寄せる必要があります。 2000円程度ですが余計にお金が掛かるようになりました。 |
4WD仕様のアルトワークス 総評 |
速い軽自動車のライバルは ダイハツのコペンやホンダのS660が存在しますが 4WDの設定があるのはアルトワークスのみなので クロスレシオ化されたギア比も含めて 間違い無く全ての軽自動車でラリーカーにもっとも近い存在というか ノーマルのまま乗っていても ラリーカーそのものだと錯覚してしまうほどですし ちゃんと大人がゆったりと4人乗れるスペースを 確保している所もスバルのインプレッサや 三菱のランサーエボリューションに通じる物を感じます。 標準でレカロシートが装着されている事や 突き上げを感じる引き締まった足回り・・ ステアリングに敏感に反応する旋回レスポンスなど まさに小さなランサーエボリューションという印象で とにかく峠道を走ると面白くて仕方がなかったです。 乗り心地の悪い硬い足回りをなんとかしたい場合でも 一般的な車両ではノーマルよりも柔らかいサスペンションは なかなか売っていませんが アルトワークスの場合は ターボRSやNAのアルトが存在している事で 容易に足回りを緩める事も出来るので 乗り心地の良いアルトワークスを作る事は簡単です。 |
強いてアルトワークスの一番残念な所を言うとしたら もっともレーシーでホットなワークスのグレードが アルトの最高グレードだと言う事でしょうか・・ ゆえに生粋にサーキットを走らせようとする場合は 豪華なユーティリティが余計というか 走りを阻害する物にもなりかねない事ですね。 標準装備のレカロシートもサーキットを走らせる目的なら フルバケットタイプが適しているでしょうし 助手席のレカロシートもただのお荷物になるので NAアルトの普通のショボいシートの方が 軽量なのでむしろ適していると思います。 15インチのアルミホイールも 攻めたオフセットのホイールや 軽量なレーシングホイールに変えたくなりますよね。 なので本当に走りの事だけを追求出来るように 低いグレードのアルトと同じような簡素な装備にして 車両価格を抑えたグレードを追加して欲しい所ですね。 ライバルと思われるコペンやS660がそもそも200万円近くするような グレードしか存在しないので アルトワークスの価格を抑えるどころか むしろアルトワークスが安く思えてしまう事が 一番の問題なのかもしれませんけどね・・ |
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