SUZUKI アルト フロントアンダーパネルの製作と取付 Vol.3

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次はアルトワークスにアンダーパネルを取り付けます。

クロスメンバー等はNAのアルトと全く同じですが

フロントバンパーの形状が全く違っています。

とりあえず今回はNAのアルト用に作った

アンダーパネルをそのまま取り付けてみます。

 

後ろ側のクロスメンバーはそのまま

何も加工する事なくクリップで固定出来ましたが

フロント側はバンパーを固定しているクリップを利用して

アンダーパネルと共締めしました。

このようにNAアルトに合わせた寸法では

少し長さが足りなかったので隙間が出来ていますね。

なのでアルトワークス用に作るなら

しっかりバンパーの裏にプラダンを差し込んで

隙間が出来ないように製作します。

 

今回は応急処置としてアルミテープで隙間を埋めましたが

これをやると気軽にアンダーパネルを外せなくなります。

 

ちなみにATのAGSモデルでは

このように少し飛びだし気味で鉄板のような物がありますが

アンダーパネルを取り付けても全く問題がない飛び出し量でした。

 

左:試作の小型アンダーパネル 右:最終形状の大型アンダーパネル

それではNAのアルトにてアンダーパネルの違いによる

走行テストをした時の動画を検証してみます。

低速の領域では何の違いも無かったので

時速80Km/h~120km/hの加速性能を比べてみますよ。

それではスタートです。

 

時速100Km/hに到達しましたが

両車とも全く同じですね。

 

時速110Km/hに到達しましたが

ここでも全く同じですね。

 

加速に違いが出てきたのは時速115Km/hあたりからで

左の試作のアンダーパネルを付けた方が

少し遅れ出しましたね。

 

時速120Km/hに到達する時には

約1Km/hほど差が出ているように見えますね。

時速200Km/hくらいまで加速が出来れば

かなり明確に違いが出そうですが

軽自動車の速度域では

空力パーツの性能をテストするのはかなり厳しいです。

 
アルトワークスのアンダーパネル

アンダーパネルのインプレッション

走行テストでもアンダーパネルの効果が得られた事を

なんとかギリギリ実証する事が出来ましたが

NAのアルトには元々チンスポイラーが付いているので

アンダーパネルの効果を最大化させるには

チンスポイラーを外した方が良いのですが

チンスポイラーにはタイヤストレーキの役割も

ある程度はあるので微妙ですね。

なので元々チンスポイラーが付いていない

アルトワークスの方がアンダーパネルの本領が

発揮されると思います。

しかし、アンダーパネルを付けても

タイヤからサスペンションの所はカバー出来ないので

やはり、タイヤストレーキと組み合わせる事で

フロントまわりの空力性能は

最新の普通車と同じレベルまでアップデート出来ると思います。

ちなみにラジエターの冷却性能に関しては

隙間が沢山あるので全く問題ありませんでした。

 

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