SUZUKI アルト ステアリングの交換 Vol.1

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HA36Sアルト用ステアリングボス

今回はアルトのステアリング交換をします。

ステアリングを交換する理由は

軽自動車でも妥協すること無く

体にあったドライビングポジションを確保する為です。

純正のステアリングでは

ペダル位置が普通車よりも近い軽自動車の場合では

足か手のどちらかを妥協する事になりますよね・・

なのでステアリングを交換したいというよりも

ステアリングを延長させる為に交換します。

という事で今回用意したブツは

HKB SPORTS(東栄産業) のステアリングボス(OT-250)で

トヨタ用のボスですがNAアルトやアルトワークスに適合します。

アマゾン と 楽天市場 の価格を参考にしてください。

 
HA36S純正ステアリング

左:アルトF              右:アルトワークス

まずはアルトの純正のステアリングの重量を調べてみると

NAのアルトFが2096gで

アルトワークスが2243gでした。

ステアリングのフレーム自体は同じですが

ステアリングスイッチやデザインの関係で

ターボモデルのステアリングの方が若干重いようですね。

 
HKBのステアリングボス

HKBのステアリングボスの重量は255gでした。

このボスはアルミ製のなんですが

大恵産業が作っているスチールボスの方が肉厚が薄く

ほんの少しだけ軽かったりするので

ボスに関して素材はあまり気にしない方が良いですね。

 

左:momo TEAM T-1001(28パイ) 右:momo RACE R-11(32パイ)

後はボスに取り付ける好みのステアリングを用意しておきます。

32パイ(320mm)だと何の問題もないのですが

左の28パイ(28mm)では車検に通らない可能性が高く

ディーラーのピットにも入れて貰えない事もあり

小さい径のステアリングを使いたい場合は

安物でも良いので整備の時に使う用の

32パイ以上のステアリングを用意しておく必要がありますね。

ステアリングボスさえ取り付けてあれば

ステアリング自体の交換は2分も掛からないと思います。

 

360~370ミリくらいだと思われるアルトの純正ステアリングと

28パイのステアリングを比べてみると

ちょうどハンドル部分1本分ほど小さくなります。

ちなみにNAアルトもアルトワークスも同じ径ですよ。

 
モモステアリング比較

320ミリのモモレースと

280ミリのモモチームを比べてみると

ハンドル部分の1/3くらいがかぶる感じでした。

 

ステアリングの径を小さくするメリットは

ステアリングをもっとも下まで下ろしたとしても

太ももとステアリングまでのクリアランスが確保出来るので

主に乗降性が良くなりますし

足を曲げ気味で乗っている高身長な人でも

そこそこ快適に乗る事が出来るようになります。

あと、アルトワークスのようなレカロシートとの相性も良く

肩まわりの窮屈さが少し軽減されますし

ステアリングを回した時にドアの飛び出した部分に

ヒジを打ちにくくなるなど

狭い軽自動車との相性は抜群だと思います。

ただし・・径が300ミリ以下のステアリングでは

その感覚に慣れるまでは

ステアリングを回す時に違和感を感じるというか

回しにくい印象を受けるので

万人にお勧め出来るのはやはり320ミリあたりですね。

 

それではさっそく作業編ですが

エアバックを外すので

まずはバッテリーのマイナス端子を外しておきます。

外したターミナルがバッテリーの端子と接触しないように

なるべく離しておきます。

各自動車の整備書によっても違うのですが

マイナス端子を外してから

大体1分~10分くらい放置するように書かれていますね。

 

それではホーンスイッチ(エアバック)を外すので

ステアリングの裏にある穴に棒を真っ直ぐ突っ込んで

かるく押し込みます。

もちろん反対の左側にも穴がありますよ。

2014年あたりから生産性を高める為なのか

ネジ止めしてあるクルマはほとんど無くなりましたよ。

 

そして下側にも穴があるので棒を真っ直ぐに突っ込みます。

 

ステアリングの穴に突っ込む最適な棒は

ステアリングボスの付属品であるトルクスレンチの

長い方の後ろ側が最適でした。

 

ロックが外れるとゴボンっとバネ圧で

手前にホーンスイッチが出てきます。

 
エアバッグ

ちなみにホーンスイッチの中身はこんな感じになっていて

棒で押す所はこの3カ所です。

 

3カ所のロックが外れるとエアバッグが外れます。

 
HA36Sアルトのエアバック

エアバッグの裏側を覗き

まずはホーンの平端子を外します。

エアバッグの端子は小さいマイナスドライバー等で

黄色いロックレバーを浮かせてから全体を抜き取ります。

これでエアバックが回収出来たので

家に大事に保管しておいて下さい。

 

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