SUZUKI アルト ステアリングの交換 Vol.2

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エアバッグを外したらまずは

ステアリングを真っ直ぐの状態にしてから

シャフトからナットにかけて真上のマジックで線を引きます。

これでステアリングが外れても頂点が分かるようになりますし

ナットを締め込む時にオーバートルクになる事を防げます。

アルトワークスのステアリング(スイッチ付き)は

先に黄矢印のコネクターを抜いておきます。

 

17ミリの工具でセンターのナットを緩めます。

ステアリングは当然左側に回ろうとしますが

少し回ったところでロックが掛かるので問題ありません。

工具はディープソケットにエクステンションバーと付けるなど

なるべく長くしておいた方が回しやすいです。

ホイールを外す用のクロスレンチを使っても良いですね。

 

ナットは完全には外さず外れる一歩手前で止めておき

両手を使って裏からポンポンポン!と

手のひらで手前に向かって押すとシャフトからギアが外れるので

ナットを完全に外してステアリングを抜きます。

左右同時に押す事がコツですよ。

 
ステアリングプーラー

ポンポンしてもどうしても外れない場合は

ステアリングプーラーを使って外します。

希に手で押しただけでは外れない車種があるのですが

アルトの場合は比較的簡単に外れるので

まずこの工具を使う事は無いと思います。

 

ステアリングが外れたらホーンのコネクターを外して

ボス付属のホーンのコネクターに差し替えておきます。

そしてステアリングセンサーの位置も修正しておきます。

矢印が書いてあるので矢印同士の先端を合わせます。

ちなみにわざととステアリングセンサーの位置を

ズラしてステアリングを固定して

一定時間走ると警告灯が点いて

強制的に横滑り防止機能を解除する事が出来ます。

まだ確認はしていませんが

たぶんフル解除になると思うので

サーキット専用車両を作る場合は参考にでも・・

 
エアバックの抵抗

ボス付属の抵抗をエアバックのコネクターに挿します。

写真では抵抗の端子を90度に折りまげています。

抵抗には2Ωと書かれていますが

大体どの車種も1.8~2.7Ωあたりまでの抵抗で

エアバックマークが消えます。

抵抗の在庫を常備しておけば

ほとんどの車種のキャンセラーを作れますし

助手席側のエアバックも外せますね。

 

抵抗が外れないように適当なテープで巻いておきます。

 

樹脂のカバーを外したステアリングボスを

車体に取り付けてナットを仮止めしておきます。

ボスの頂点を示す矢印が真上に来るように

ボスを取り付けて下さい。

ボスのまわりに巻くように

エアバックのコネクターを収納し

ホーンスイッチを穴から通し手前に持ってきます。

最後にボスの樹脂カバーを押し込んで取り付けますが

押しすぎるとスイッチ類のカバーに当たるので手前で止めます。

 
ステアリング交換

ボスにステアリングを固定してから

工具を使ってセンターのナットを本締めします。

右側にステアリングが回ろうとするので

もう片方の手でステアリングを抑えながらナットを締めます。

 
ホーンスイッチ

ステアリングに付属のホーンスイッチに配線を接続します。

一端、接続した端子を外してみて緩いと思った場合は

軽くメス側(車体側)の平端子をペンチで挟むと

隙間が狭くなって外れにくくなりますよ。

 
HA36Sアルト社外品ステアリング

後はホーンスイッチを取り付ければ

とりあえずステアリング交換作業が終わりです。

バッテリーのマイナスを繋いで

ホーンがなるかどうかのテストと

エンジンを掛けてみてエアバックの警告灯が

消えるかどうかを見ます。

ステアリングボスにダイレクトにステアリングを

取り付けましたが

この状態だと純正のステアリングと

ほとんど同じ飛び出し具合です。

体にあったドライビングポジションにする為にも

次はステアリングを延長させます。

 

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