SUZUKI アルト リアブレーキシューの交換 Vol.2

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まずは下側のスプリングを外しますが

バネのない側から外した方がスムーズですね。

写真のようにスプリングテンションツールを使うと楽ですが

出来るだけ先が細い工具が適しています。

ラジオペンチのような物でも代用出来ます。

 

左右にある板バネを外します。

外し方は色々ありますが

板バネをペンチで挟みつつピンを90度回して

板バネを抜き取ります。

 

上側のスプリングも一つ一つ外すのが

本来の作業手順なんですが

左右の板バネが外れると

ブレーキシューはもうほとんど外れている状態なので

FFモデルではスプリングが付いた状態でも外せてしまいます。

ちなみに板バネを固定していたピンは

裏側に向かって抜き取ります。

 

ハブを邪魔にならない所に回し

コキっと横に折るように右側のシューを手前に持ってきます。

 

まずはアジャスターのツメを外します。

シューの角度を変えながら直接押し込んでも良いですね。

 

あとは一本のバネで左右のシューが繋がっているだけなので

簡単に外せます。

 

これで左側のシューもフリーになるので

邪魔にならないようにハブを回しながら

左側に抜き取ってからアジャスターを外します。

 
ライニング止めワッシャー

サイドブレーキワイヤーが繋がった

パーキングレバーの先にシューが固定されているので

最後にプッシュナット(ライニング止めワッシャー)を外します。

 
プッシュナット

プッシュナットを外すのにベストな工具は

色々試した結果、内張はがしでした。

一気に外さずに左右に工具を傾けながら

少しずつ浮かせていきます。

外れたら新しいシューをセットして

プッシュナットを押し込んで固定し直します。

 
ステンレス製プッシュナット

プッシュナットには元々切り込みが入っているので

慎重に外さないと簡単に裂けてしまう為

基本的に新品に交換するのが前提で

在庫として予備を持っていた方が良いので

予めディーラー等で純正部品(型番:09148-06005)を

左右で2個ほど手に入れておくと安心です。

ちなみに型番:09148-06008では写真のステンレス製になります。

基本的にプッシュナットはM6のサイズなら

汎用品でも使えますよ。

 

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