SUZUKI アルト F リア スタビライザーバーの製作と取付 Vol.1

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HA36SアルトF自作リアスタビライザー

今回はアルトFのリアのスタビライザーバーを製作します。

アルトワークス、アルトターボRS、アルトXには

元々リアのトーションビームの内側に

スタビライザーのようなバーが取り付けてありますが

それ以外のNAのアルトには何も付いていないので

トーションビームがヘナヘナなんです。

それがどうしようもない残念な

ステアリングのフィーリングに繋がっています。

それを改善する為に

スタビライザーというかトーションビームを補強するバーを

取り付けてみたいと思います。

今回用意したアイテムは

長さ1メートル、厚み3ミリ、幅40ミリのアルミの板(フラットバー)です。

重ねて使う事で硬さを調整出来るように3枚用意しました。

1枚で済ませるなら10ミリ厚の板を使っても良いですね。

アマゾン と 楽天市場 の価格を参考にしてください。

 
炭素綱ボルト

アルミのフラットバーを固定するのに使うのは

炭素綱(クロモリ)のM8ボルトで

3枚重ねの場合は70~75ミリの長さのを4本使います。

それに伴いM8のワッシャーとナットも用意します。

ちなみにステンレスのボルトを使ってしまうと

柔軟性がないのでナットがボルトのネジ山に食い込んでしまい

外れなくなってしまいますよ。

 
幅広ワッシャー

アルミ板の一部に圧力が掛からないように

M8の幅広ワッシャーを使って圧力を分散させます。

 

切断済みの完成版のアルミのバーを量ると289g~290gでした。

これを好みの硬さになるように重ねて使います。

今回は3枚重ねで使ったので大体870gほどになります。

この軽さがアルミの板を使った最大のメリットですね。

市販のスチールのスタビライザーを使うと

この数倍の重さになりますよ。

 

ちなみにアルミパイプで作った試作品は331gでした。

 

ステンレス製のバーも作りましたが

さすがにステンレスではパイプ形状でも重く856gですね。

やはりアルトは軽量な事が最大のウリなので

あえて今回はもっともスタビライザーに

使えそうもないアルミ材に拘って作りました。

 

パイプ形状がもっとも軽量で尚且つ

全方向に対して剛性も出せますが

アルトの場合、バーを固定する所が

片側に2ヶ所もあるという事で

左右の4点でガッチガチに固定すると

トーションビームの柔軟性にバーが追いつかず

試作の補強バーは全て破断してしまいました。

片側1ヶ所で固定すればトーションビームが捻れても

圧力が逃げるのでパイプ形状でもいけそうですが

せっかく4点で固定出来るという事で

今までに試みた事のない形状の素材で試しました。

 

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