SUZUKI アルト F リア スタビライザーバーの製作と取付 Vol.1 |
今回はアルトFのリアのスタビライザーバーを製作します。 アルトワークス、アルトターボRS、アルトXには 元々リアのトーションビームの内側に スタビライザーのようなバーが取り付けてありますが それ以外のNAのアルトには何も付いていないので トーションビームがヘナヘナなんです。 それがどうしようもない残念な ステアリングのフィーリングに繋がっています。 それを改善する為に スタビライザーというかトーションビームを補強するバーを 取り付けてみたいと思います。 今回用意したアイテムは 長さ1メートル、厚み3ミリ、幅40ミリのアルミの板(フラットバー)です。 重ねて使う事で硬さを調整出来るように3枚用意しました。 1枚で済ませるなら10ミリ厚の板を使っても良いですね。 |
アルミのフラットバーを固定するのに使うのは 炭素綱(クロモリ)のM8ボルトで 3枚重ねの場合は70~75ミリの長さのを4本使います。 それに伴いM8のワッシャーとナットも用意します。 ちなみにステンレスのボルトを使ってしまうと 柔軟性がないのでナットがボルトのネジ山に食い込んでしまい 外れなくなってしまいますよ。 |
アルミ板の一部に圧力が掛からないように M8の幅広ワッシャーを使って圧力を分散させます。 |
切断済みの完成版のアルミのバーを量ると289g~290gでした。 これを好みの硬さになるように重ねて使います。 今回は3枚重ねで使ったので大体870gほどになります。 この軽さがアルミの板を使った最大のメリットですね。 市販のスチールのスタビライザーを使うと この数倍の重さになりますよ。 |
ちなみにアルミパイプで作った試作品は331gでした。 |
ステンレス製のバーも作りましたが さすがにステンレスではパイプ形状でも重く856gですね。 やはりアルトは軽量な事が最大のウリなので あえて今回はもっともスタビライザーに 使えそうもないアルミ材に拘って作りました。 |
パイプ形状がもっとも軽量で尚且つ 全方向に対して剛性も出せますが アルトの場合、バーを固定する所が 片側に2ヶ所もあるという事で 左右の4点でガッチガチに固定すると トーションビームの柔軟性にバーが追いつかず 試作の補強バーは全て破断してしまいました。 片側1ヶ所で固定すればトーションビームが捻れても 圧力が逃げるのでパイプ形状でもいけそうですが せっかく4点で固定出来るという事で 今までに試みた事のない形状の素材で試しました。 |