SUZUKI アルト F リア スタビライザーバーの製作と取付 Vol.2 |
それでは早速作業編です。 まずはアルミのバーを車体に合わせて 適切な長さに切断します。 長さは93.5ミリの所に印を入れて切断します。 穴の開ける位置によっては バーの端がちょこっとだけ出っ張り部分に 干渉する可能性があるので 93ミリで切断する事をお勧めします。 |
3ミリ厚のアルミ板なので電動工具を使わなくても 金切りノコギリでも簡単に切断できますよ。 |
アルミバーのセンターに穴を開けたいので 切断したアルミのバーの両端に 端から20ミリの位置(センター)と 板の末端のセンターの2ヶ所にマジックで印を入れます。 |
先ほどセンターに点を打ったのを基準に 端から20ミリと65ミリの位置に印を入れて そこにセンターポンチを使ってへこませます。 これを両端に行います。 端から65ミリの位置にある2つ目の穴は どっちかというと60ミリ~65ミリの間くらいのイメージで 穴を開けた方が良いですね。 たとえ穴が車体側と合わなくても少し楕円に穴を開ける事で なんとでもなりますよ。 |
M8のボルトを通すので8ミリのキリを使って ドリルで先ほどポンチでへこませた所に穴を開けます。 薄いアルミ材なので ステンレス用の高価なキリを使わなくても簡単に穴が空きますよ。 |
残りのアルミバーはすでに穴を開けたバーを重ねて 穴の中心に点を打てば簡単に同じ場所に穴を開けられます。 |
という事でスタイビライザーバーが完成しました。 ペランペランなのでたぶんまだスタビライザーとして 機能する事が信じられないかもしれませんが 手で捻ってみると 捻る方向だけには剛性が出るので試してみて下さい。 3枚重ねると手では捻れないほど硬くなりますが 他の方向に対しては柔軟にしなると思います。 つまり、捻れに対してだけ剛性を発揮してくれるバーなので まるで市販の本物のスタビライザーのような しなやかさを持っています。 |
最後に車体(トーションビーム)と スタイビライザーバーの間に挟む 好みの厚さのゴムシートをバーの大きさに切って バーと同じ位置に穴を開けます。 左右で2枚作りますよ。 ゴム厚が厚くなればなるほど スタビライザーの効き初めがマイルドになり ステアリングのレスポンスは遅れる方向に向かいます。 一般的なスタビライザーのブッシュと同じ効果ですね。 ゴムを敷かずにダイレクトに固定をしても良いのですが バーとの接触面にキズが付く可能性があるので 最低でも1ミリ厚のゴムは敷いた方が良いですね。 |