SUZUKI アルト F リア スタビライザーバーの製作と取付 Vol.3

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それでは車体に取り付けます。

このようにトーションビームの左右には

穴が2つ空いているのでここにバーを固定します。

ちなみにアルトXやワークス、ターボRSのような

標準でスタビライザーバーが付いたトーションビームでも

同じように両端に穴が空いていますが

アルトF・L・Sのトーションビームとは

穴の大きさや位置が違いますね。

 

トーションビームの上から

ワッシャーを置いてボルトを通します。

キズを付けない為にも予め

ワッシャーとの接地面には適当なグリス

塗っておいた方が良いですね。

取り付けた最後にボルトにもグリスを塗る事で

ボルトのサビも防げますよ。

炭素綱はそのままだと確実にサビます。

 

こんな感じで上から下の穴まで真っ直ぐに

うまくボルトを通して下さい。

 

先ほど作ったゴムシートを取り付けます。

 

後は好みの枚数のスタビライザーバーをボルトに通して

幅広ワッシャーを通してからナットを締め付けます。

これでリアスタビの取付は完了です。

 
HA36SアルトFリアスタビ

トーションビーム補強バー(リアスタビライザー)のインプレ

挙動は完全にリアスタビライザーでした。

コーナーリング中のフロントタイヤの接地感が全く違うので

コーナーを一つ抜けるだけですぐに違いが分かると思います。

オーバーステアが好きというか

アンダーステアの自動車には乗りたくもないので

バーを3枚重ねた仕様で普段は乗っていますが

これだけでアンダーステアが完全に消えます。

ステアリングのセンター付近の

操舵に対するレスポンスも向上しますよ。

しかも、ローリング時の捻れにしか剛性を発揮しない

しなやかさも兼ね備えているので

トーションビームが硬くなる事による

乗り心地の悪化を最小限に押さえられています。

パイプで作った全方向に対して

ガチガチに補強するバーとは違い

不自然な突っ張り感もありませんし

高速コーナーで唐突にリアのスタビリティが破綻するような

不安感も全くありませんでした。

このスタビライザーによって

リアショックの減衰力をフロントタイヤの

接地性を上げる為に使わずに

乗り心地の為だけのセッティングに集中出来るので

乗り心地と旋回性能を両立する事が出来ます。

今まで様々な車両でトーションビームの

補強バーを作ってきましたが過去最高の完成度だと思いました。

捻れる方向にしか剛性が出ない板の素材を使うというのが

今回の新たな発見でした。

 
 
 
 
 

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