SUZUKI アルト F バイク用バッテリーの取付 Vol.1 |
今回はアルトFにバイク用のバッテリーを取り付けて 軽量化してみたいと思います。 FFレイアウトの自動車にとって エンジンルーム部分の軽量化は非常に重要なんですが それをお手軽にやってみたいと思います。 今回用意したアイテムは、GSユアサのYTX12-BSです。 750ccクラスの大型バイクに採用されているバッテリーなので バイク用バッテリーの中でも大きい方ですよ。 ちなみに・・日本製じゃないのでアタリハズレがありますが 台湾ユアサのYTX12-BSはほぼ半額で買えますよ。 |
バイク用と自動車用ではバッテリーのターミナルの形状が違うので バイク用の端子を自動車用のB端子に変換する 変換アダプターを使います。 今回用意したのは ジュランのバッテリーターミナル端子 Bセット(352132)です。 ジムカーナ車両でしか使わないようなかなりマニアックな部品ですが ジュラン以外ではEVOTEC製のもありましたよ。 変換アダプターを固定するボルトも一応 ジュランのM6×35 P1.00(338808)の専用品を用意しましたが ボルト自体はアダプターを固定しているだけなので 何を使っても問題ないと思いますが・・ |
ターミナル変換アダプターを取り付けるとこんな感じに仕上がります。 プラス側に太い側のアダプターを使います。 横に向かって飛び出しているのはアダプターに付属している 外部から充電させる時に便利な端子です。 これで自動車と接続する事が出来ます。 バイク用のバッテリーでもサイズが小さくなれば ボルトのサイズも小さくなりますがYTX12-BSではM6サイズです。 |
どのくらい軽量化出来るのか調べてみますよ。 まずはアルトF純正バッテリー(38B19R)の重量は9.1Kgでした。 最近では軽自動車でも19サイズの大きめのが使われていますね。 アイドリングストップをさせるには そこそこの能力のバッテリーが必要なので 自動車業界全体でバッテリーは大型化していて 今はちょうどリチウムイオンバッテリーにシフトする 鉛バッテリーの過渡期なのかもしれませんね。 |
YTX12-BSの重量は4144gでした。 つまり今回は約5Kgの軽量化が出来ます。 エンジンルームの5Kgは大きいですね。 アルトの場合はボンネットの面積が小さいので カーボン製のボンネットに交換するよりも こっちの方が大きく軽量化が出来そうですし しかもリーズナブルですね。 バッテリー選びのポイントとしては プラスマイナスの向きが逆だと取付出来ないで 純正バッテリーと同じ向きのを選ぶのは当然ですが CCAの数値も重要です。 この数値が大きくないと、たとえ満充電状態でも セルを回す事が出来ないのでエンジンが掛かりません。 今回のYTX12-BSのCCA値は180で アルトFの純正バッテリーのCCA値は265なので 180というのはかなりギリギリというか攻めた数字というか どこまで低いCCAのバッテリーが自動車で使えるのか テストも兼ねて試しています。 ちなみに自動車用のバッテリーでは過去に ダイハツのエッセでは純正バッテリーが28B17L(195CCA) だったので660ccのエンジンを積む軽自動車には 200CCA前後は必要なんだという事が分かりますね。 |
バッテリーが元気な時はエンジンを切った状態でも 13Vを越えてきます。 12.5Vあたりを切るとエンジンを始動させるのが だんだんと厳しくなってくるというか 明らかにエンジンを掛ける時のセルの勢いが悪くなります。 新しくバッテリーを買った時には車体に取り付ける前に 電圧をチェックして低い場合は 外部の充電器を使って満充電させる事が理想的ですが まあ普通はやらないですよね・・ |