SUZUKI アルト F バイク用バッテリーの取付 Vol.1

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HA36Sにバイク用バッテリー

今回はアルトFにバイク用のバッテリーを取り付けて

軽量化してみたいと思います。

FFレイアウトの自動車にとって

エンジンルーム部分の軽量化は非常に重要なんですが

それをお手軽にやってみたいと思います。

今回用意したアイテムは、GSユアサのYTX12-BSです。

750ccクラスの大型バイクに採用されているバッテリーなので

バイク用バッテリーの中でも大きい方ですよ。

アマゾン と 楽天市場 の価格を参考にしてください。

ちなみに・・日本製じゃないのでアタリハズレがありますが

台湾ユアサのYTX12-BSはほぼ半額で買えますよ。

 
バッテリーターミナル変換アダプター

バイク用と自動車用ではバッテリーのターミナルの形状が違うので

バイク用の端子を自動車用のB端子に変換する

変換アダプターを使います。

今回用意したのは

ジュランのバッテリーターミナル端子 Bセット(352132)です。

ジムカーナ車両でしか使わないようなかなりマニアックな部品ですが

アマゾン と 楽天市場 でも取り扱っていました。

ジュラン以外ではEVOTEC製のもありましたよ。

変換アダプターを固定するボルトも一応

ジュランのM6×35 P1.00(338808)の専用品を用意しましたが

ボルト自体はアダプターを固定しているだけなので

何を使っても問題ないと思いますが・・

アマゾン と 楽天市場 の売り場を一応載せておきます。

 
YTX12-BS自動車

ターミナル変換アダプターを取り付けるとこんな感じに仕上がります。

プラス側に太い側のアダプターを使います。

横に向かって飛び出しているのはアダプターに付属している

外部から充電させる時に便利な端子です。

これで自動車と接続する事が出来ます。

バイク用のバッテリーでもサイズが小さくなれば

ボルトのサイズも小さくなりますがYTX12-BSではM6サイズです。

 

どのくらい軽量化出来るのか調べてみますよ。

まずはアルトF純正バッテリー(38B19R)の重量は9.1Kgでした。

最近では軽自動車でも19サイズの大きめのが使われていますね。

アイドリングストップをさせるには

そこそこの能力のバッテリーが必要なので

自動車業界全体でバッテリーは大型化していて

今はちょうどリチウムイオンバッテリーにシフトする

鉛バッテリーの過渡期なのかもしれませんね。

 

YTX12-BSの重量は4144gでした。

つまり今回は約5Kgの軽量化が出来ます。

エンジンルームの5Kgは大きいですね。

アルトの場合はボンネットの面積が小さいので

カーボン製のボンネットに交換するよりも

こっちの方が大きく軽量化が出来そうですし

しかもリーズナブルですね。

バッテリー選びのポイントとしては

プラスマイナスの向きが逆だと取付出来ないで

純正バッテリーと同じ向きのを選ぶのは当然ですが

CCAの数値も重要です。

この数値が大きくないと、たとえ満充電状態でも

セルを回す事が出来ないのでエンジンが掛かりません。

今回のYTX12-BSのCCA値は180で

アルトFの純正バッテリーのCCA値は265なので

180というのはかなりギリギリというか攻めた数字というか

どこまで低いCCAのバッテリーが自動車で使えるのか

テストも兼ねて試しています。

ちなみに自動車用のバッテリーでは過去に

ダイハツのエッセでは純正バッテリーが28B17L(195CCA)

だったので660ccのエンジンを積む軽自動車には

200CCA前後は必要なんだという事が分かりますね。

 

バッテリーが元気な時はエンジンを切った状態でも

13Vを越えてきます。

12.5Vあたりを切るとエンジンを始動させるのが

だんだんと厳しくなってくるというか

明らかにエンジンを掛ける時のセルの勢いが悪くなります。

新しくバッテリーを買った時には車体に取り付ける前に

電圧をチェックして低い場合は

外部の充電器を使って満充電させる事が理想的ですが

まあ普通はやらないですよね・・

 

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